第12回:地上デジタルテレビ放送に関する調査のアイキャッチ

第12回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

共同調査 伝える ダウンロード

視聴者の約55%が満足傾向

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

gooリサーチとjapan.internet.comによる共同企画調査<アンカーリサーチ with goo (39)>

第12回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

~視聴者の約55%が満足傾向~

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果をレポートする。この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はレポートの第12回となる。

調査は、東京23区、名古屋市、大阪市に住む、10代から50代以上の男女合わせて1,000人を対象に実施。男女比率は男性:45.0%、女性:55.0%。年齢層は10代:2.6%、20代:25.6%、30代:40.3%、40代:23.3%、50代以上:8.2%。地域比率は実際の人口比率に基づき、東京23区:63.4%、大阪市:19.9%、名古屋市:16.7%で調査した。

調査結果について

■現在の視聴者は1.3ポイント増の10.5%

現在の地上デジタルテレビの視聴意向は「見たい」が前回より0.8ポイント減少して74.7%。「見たくない」は14.8%。また現在視聴している人は1.3ポイント増加して10.5%だった。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。

現在視聴している人を地域別で見ると、東京23区は12.8%(81人)、大阪市は8.5%(17人)、名古屋市は4.2%(7人)という結果だった。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。(地域別)

現在視聴していない895人に視聴できるチャンネルを聞いたところ、NHK総合が62.2%、NHK教育と民放は61.7%と、ほとんどの地域で視聴できるようだが、視聴できるか「不明」と回答した人はそれぞれ約3割程いた。

自分が住んでいる地域が、現在、地上デジタルテレビ放送のNHK総合チャンネルの視聴可能な地域ですか。

自分が住んでいる地域が、現在、地上デジタルテレビ放送の民放チャンネルおよびNHK教育の視聴可能な地域ですか。

■地域別の視聴意向トップは名古屋

地上デジタルテレビ放送で提供されるサービスやコンテンツの利用意向が最も多かったのは前回と同じく「電子番組表」で75.4%。その他「データ放送」60.9%、「リモコン操作によるクイズ番組や投票への参加」58.9%などが続いた。

地上デジタルテレビ放送のコンテンツ・機能の利用意向

受信機などを購入して地上デジタルテレビ放送を早く「見たい」は3.2ポイント増加して35.9%、「見たくない」は0.8ポイント減少して9.8%、「どちらともいえない」は2ポイント減少して53.6%だった。

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいと思いますか。

「見たい」を地域別で見てみると、最も多かったのは名古屋市で38.8%。次いで東京23区(35.6%)、大阪市(34.1%)の順だった。

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいと思いますか。(地域別)

■対応機器に支払えるのは5万円未満―81.1%

地上デジタルテレビ放送対応機器を購入するのに支出できる金額を尋ねたところ、最も多かったのは「5万円未満」で81.1%。依然として5万円未満が8割を占めた。その他「5万円〜10万円未満」11.4%、「10万円〜20万円未満」4.8%と続いた。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナーを購入するために支出できる金額はいくらですか。

今後3か月以内に対応機器の購入予定がある人は、前回より若干減少して4.1%。その中で「対応テレビを購入予定」の人は2.8%、「対応チューナーを購入予定」の人は1.3%。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナーを今後3ヶ月以内に購入する予定がありますか。

■対応機器は依然「アナログ放送が終了する頃に購入」がトップ

3か月以内に対応機器の購入予定がない858人に購入検討時期を聞いたところ、「アナログ放送が終了する2011年頃」が依然としてトップで35.7%。次いで「3〜4年後」が2.1ポイント増加して18.9%、「5〜6年後」が1.7ポイント減少して8.4%だった。

現在のアナログテレビ放送は2011年に終了しますが、今後地上デジタル放送対応テレビまたは対応チューナー購入する場合、いつ頃になると思いますか。

対応テレビの購入予定者25人の購入希望メーカーは(複数選択可)、「ソニー」と「パナソニック」が同率トップで60.0%(15人)。

地上デジタル放送対応テレビはどのメーカーを購入したいと思いますか。

また対応チューナーの購入予定者12人の購入希望メーカーも「ソニー」がトップで50.0%(6人)だった。

地上デジタル放送対応チューナーはどのメーカーを購入したいと思いますか。

■東京・大阪は「ケーブルテレビ」、名古屋は「チューナー内蔵テレビ」

現在地上デジタルテレビ放送を視聴している人105人に、どのような方法で視聴しているのか質問したところ「ケーブルテレビで視聴」が前回から6.1ポイント減少したが依然としてトップで59.1%。次いで「チューナー内蔵型テレビ」が5.3ポイント増加して31.4%、「対応チューナーをテレビに接続」も1ポイント増加して8.6%という結果。

地上デジタルテレビ放送をご覧になっているのはどのタイプですか。

地域別で見てみると、東京23区と大阪市は「ケーブルテレビ」が最も多く、東京23区は64.2%、大阪市は52.9%、名古屋市は「チューナー内蔵型テレビ」が最も多く57.1%。今回も視聴形態が地域ごとに異なる結果が出た。

地上デジタルテレビ放送をご覧になっているのはどのタイプですか。(地域別)

■視聴者の約55%が満足傾向

さらに、地上デジタルテレビ放送の満足度について「満足」は3.3ポイント増加して22.9%、「どちらかといえば満足」も2ポイント増加して32.4%と、合わせると満足傾向にある人は55.3%という結果だった。

地上デジタルテレビ放送の満足度はいかがですか。

これを性別で見ると、男性で満足傾向にある人は44.6%、女性で満足傾向にある人は67.3%と、その差が約23ポイントあり、男性より女性のほうが満足度が高い傾向にあることがわかった。

地上デジタルテレビ放送の満足度はいかがですか。(性別)

次回のアンカーリサーチ with goo では、「携帯電話買い替えニーズに関する調査」の第13回目をレポートする。(調査協力:japan.internet.com)

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/02/14~2005/02/16
  • 有効回答数: 1,000

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

タグ:

上へ戻る