gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
gooリサーチとjapan.internet.comによる共同企画調査<アンカーリサーチ with goo (36)>
第11回:地上デジタルテレビ放送に関する調査
~対応機器はじっくり検討してから―「3か月以内に購入しない」約8割~
この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。
今回は「地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果をレポートする。この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はレポートの第11回となる。
調査は、東京23区、名古屋市、大阪市に住む、10代から50代以上の男女合わせて1,000人を対象に実施。男女比率は男性:40.8%、女性:59.2%。年齢層は10代:2.7%、20代:30.5%、30代:40.4%、40代:20.0%、50代以上:6.4%。地域比率は実際の人口比率に基づき、東京23区:62.7%、大阪市:19.9%、名古屋市:16.7%で調査した。
調査結果について
■現在の地デジ視聴者は9.2%
現在の地上デジタルテレビ放送の視聴意向は「見たい」が前回より1.3ポイント増加して75.5%。「見たくない」は2ポイント減少して15.3%。また現在「見ている」人は若干増加して9.2%だった。
これを地域別で見てみると、「東京23区」10.5%(66人)、「大阪市」8.5%(17人)、「名古屋市」5.4%(9人)だった。
現在地上デジタル放送を視聴していない908人に、住んでいる地域で視聴可能なチャンネルを聞いたところ、「NHK 総合」は64.9%、「NHK 教育・民放」は64.2%で、それぞれ前回との変化があまり見受けられなかった。
■受信機を購入して見たい―約3割
地上デジタル放送で提供されるコンテンツやサービスで、最も利用意向が多かったのは71.8%で「電子番組表」。その他、「データ放送」61.1%、「リモコン操作による、クイズ番組や投票への参加」59.4%と続いた。
受信機を購入して地上デジタルテレビ放送を「見たい」と回答した人は前回から1.6ポイント減少して32.7%、「見たくない」人は若干減少して10.6%、「どちらともいえない」人は2.4ポイント増加して55.6%で、受信機を購入して地上デジタル放送を見たい人は、半数以下であった。
■約8割が、対応機器を3か月以内に購入する予定なし
地上デジタル放送対応テレビやチューナーを購入するのに支出できる金額は、依然「5万円未満」がトップで81.3%。その他「5万円から10万円未満」が11.2%、「10万円から20万円未満」は5.2%と続いた。
対応機器の購入予定がある人は、1.2ポイント減少して4.2%。そのうち2.8%は「対応テレビを購入予定」で、1.4%の人は「対応チューナーを購入予定」。また、「3か月以内に購入する予定がない」人は前回より1.6ポイント増加して、77.1%だった。
■対応機器は「2011年頃」に購入がトップで35.3%
3か月以内に対応機器の購入予定がないと回答した870人の購入検討時期は、「アナログ放送が終了する2011年頃」がトップで35.3%。次いで「3〜4年後」16.8%、「5〜6年後」10.1%。「わからない」も約2割以上おり、地上デジタル放送や対応機器は、じっくり見極めてから購入しようという傾向にあるようだ。
サンプル数が少なく参考値となってしまうが、対応テレビ購入予定者25人の購入希望メーカー(複数選択可)は「シャープ」(44.0%、11人)がトップ。同様に対応チューナーの購入予定者13人の購入希望メーカー(複数選択可)も、「シャープ」(46.2%、6人)がトップだった。
■視聴形態のトップは「ケーブルテレビから」
現在、地上デジタルテレビを視聴している92人に、地上デジタル放送の視聴形態を尋ねたところ、前回より7.6ポイント増加し65.2%で「ケーブルテレビで視聴」がトップ。次いで「チューナー内蔵型テレビ」が4.3ポイント減少して26.1%、「対応チューナーをテレビに接続」も3.3ポイント減少して7.6%だった。
さらに、地上デジタル放送の満足度は「満足」が7.6ポイント増加して19.6%、「どちらかといえば満足」は30.4%で、満足と回答した人は前回と同様に視聴者全体の50.0%だった。
次回のアンカーリサーチ with goo では、「携帯電話買い替えニーズに関する調査」の第12回目をレポートする。(調査協力:japan.internet.com)
<調査概要>
- 実施期間: 2005/01/17~2005/01/19
- 有効回答数: 1,000
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。