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第7回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

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対応機器はアナログ放送終了前に購入―3割強

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

gooリサーチとjapan.internet.comによる共同企画調査<アンカーリサーチ with goo (24)>

第7回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

~対応機器はアナログ放送終了前に購入―3割強~

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果をレポートする。この調査結果は4月より定期的にレポートしており、今回はレポートの第7回となる。

は、東京23区、名古屋市、大阪市に住む、10代から50代以上の男女合わせて1,084人を対象に、9月13日から9月15日まで実施した。男女比率は男性:39.4%、女性:60.6%。年齢層は10代:3.0%、20代:29.2%、30代:42.0%、40代:19.8%、50代以上:5.9%。地域比率は実際の人口比率に基づき、東京23区:63.5%、大阪市:19.8%、名古屋市:16.7%で調査した。

調査結果について

■現在の視聴者は7.0%

現在、地上デジタルテレビ放送を自宅で「見たい」が前回より若干増加して77.5%(840人)、「見たくない」が15.5%(168人)。また、現在地上デジタルテレビ放送を視聴している人は前回より1.9ポイント増加して、7.0%(76人)だった。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。

これを地域別で見てみると、東京23区は47人(前回:36人)、大阪市は16人(前回:10人)、名古屋市は13人(前回:5人)という結果だった。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。(地域別)

■対応機があれば無料で視聴できるのを「知っていた」―約5割

現在、地上デジタルテレビ放送を視聴していない1,008人に、地上デジタルテレビ放送で提供されるコンテンツやサービスの利用意向をきいたところ、最も利用意向が多かったのは「電子番組表」で75.8%(764人)だった。その他、「データ放送」が62.4%(629人)、「リモコン操作による、クイズ番組や投票の参加」が60.8%(613人)と続き、順位に変動はなかった。

地上デジタルテレビ放送のコンテンツ・機能の利用意向

地上デジタル放送は、受信機などを購入すれば、月々の視聴料が無料であることを「知っていた」人は前回より1.2ポイント増加して50.1%、「知らなかった」人は49.9%だった。

地上デジタル放送は受信機等を購入すれば、月々の視聴料は無料で見ることができますが、ご存知でしたか。

■視聴意向は男性の方が強い

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいか聞いたところ、「見たい」が前回より1.2ポイント増加して32.2%、「見たくない」が9.4%。「どちらともいえない」が56.9%、「現在放送エリアでない」が1.4%だった。

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいと思いますか。

性別で見てみると、「見たい」と回答した男性は40.0%、女性は27.2%と、その差が12.8ポイントあり、女性より男性の方が視聴意向が強いことがわかった。

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいと思いますか。(性別)

■対応機器の購入予定者は3.9%

地上デジタルテレビ放送対応のテレビやチューナーを購入するのに支出できる金額は、第1回の調査から引き続き「5万円未満」が最も多く80.6%。次いで「5万円〜10万円未満」が10.7%、「10万円〜20万円未満」が5.8%だった。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナーを購入するために支出できる金額はいくらですか。

今後3か月以内の地上デジタルテレビ放送対応機器の購入に関して、「対応テレビを購入予定」の人は3.0%、「対応チューナーを購入予定」の人は0.9%で、対応機器購入予定者は3.9%。また、「3か月以内に購入予定がない」人は75.5%、「わからない」人は20.6%だった。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナーを今後3ヶ月以内に購入する予定がありますか。

■アナログ放送終了前に対応機器を購入、3割強

3か月以内に対応機器の購入予定がない969人に、購入検討時期を尋ねたところ、「現在のアナログ放送が終了する2011年頃」が33.9%で最多。その他、「3〜4年後」が4.5ポイント増加して19.9%、「5〜6年後」が9.5%と続いた。この結果から、現在のアナログ放送が終了する前(2010年)に対応機器の購入を検討している人が37.4%いることがわかった。

現在のアナログテレビ放送は2011年に終了しますが、今後地上デジタル放送対応テレビまたは対応チューナー購入する場合、いつ頃になると思いますか。

サンプル数が少ないため参考値になってしまうが、3か月以内に地上デジタル放送対応テレビの購入を予定している30人に、購入したいメーカーを聞いたところ(複数選択可)、「シャープ」(56.7%、17人)がトップ。次いで「パナソニック」「ソニー」が同率(53.3%、16人)で続いた。

地上デジタル放送対応テレビはどのメーカーを購入したいと思いますか。

同様に地上デジタル放送対応チューナーを購入予定の9人に、購入したいメーカーを聞いたところ(複数選択可)、「パナソニック」(44.4%、4人)がトップで、「ソニー」(33.3%、3人)が2位で続いた。

地上デジタル放送対応チューナーはどのメーカーを購入したいと思いますか。

■ケーブルテレビで視聴、約10ポイント増加

現在、地上デジタルテレビ放送を視聴している76人に、視聴形態を聞いたところ、最も多かったのは「ケーブルテレビ」で前回より10.2ポイント増加して59.2%。次いで「チューナー内蔵型テレビ」が6.8ポイント増加して30.3%、「対応チューナーをテレビに接続」が9.2%だった。

地上デジタルテレビ放送をご覧になっているのは、どのタイプですか。

最も多い視聴形態を地域別で見てみると、東京23区は「ケーブルテレビ」で68.1%、大阪市も「ケーブルテレビ」で62.5%だったが、名古屋市は「チューナー内蔵型テレビ」で46.2%だった。

地上デジタルテレビ放送をご覧になっているのは、どのタイプですか。(地域別)

さらに、地上デジタルテレビ放送の満足度を聞いたところ、「満足」が前回より2.7ポイント増加して14.5%、「どちらかといえば満足」が34.2%、「どちらかといえば不満」が15.8%、「不満」が7.9%、「どちらでもない」は27.6%だった。

地上デジタルテレビ放送の満足度はいかがですか。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「携帯電話買い替えニーズに関する調査」の第8回目をレポートする。(調査協力:japan.internet.com)

<調査概要>

  • 実施期間: 2004/09/28~2004/09/30
  • 有効回答数: 1,084

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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