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第4回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

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視聴方法はケーブルテレビ―60.7%

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

gooリサーチとjapan.internet.comによる共同調査<アンカーリサーチ with goo (15)>

第4回:地上デジタルテレビ放送に関する調査

~視聴方法はケーブルテレビ――60.7%~

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果をレポートする。この調査結果は4月より定期的にレポートしており、今回はレポートの第4回となる。

調査対象は、東京23区、名古屋市、大阪市に住む、10代から50代の男女合わせて1,069人。男性:41.5%、女性:58.5%。年齢層は10代:2.7%、20代:27.8%、30代:40.9%、40代:21.3%、50代:7.3%。地域比率は実際の人口比率に基づき、東京23区:63.6%、大阪市:20.0%、名古屋市:16.4%で調査した。

調査結果について

■地上デジタル放送を視聴したい人が76.5%

現在、地上デジタルテレビ放送の視聴意向を聞いたところ、「見たい」76.5%(818人)、「見たくない」15.6%(167人)。また、「見ている」と回答した人が前回より2.5ポイント増えて7.9%(84人)だった。

さらに、現在地上デジタル放送を見ている人を地域別に見てみると、東京23区8.8%、大阪市7.9%、名古屋市4.0%という結果だった。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。

地上デジタルテレビ放送を自宅で見たいと思いますか。【地域別】

■電子番組表を利用したい―74.4%

地上デジタルテレビ放送で提供されるコンテンツやサービスについて、それぞれ利用意向を質問した。その結果、「利用したい」という回答が最も多かったのは「電子番組表」で前回より1.8ポイント増えて74.4%。次いで「リモコン操作による、クイズ番組や投票の参加」(61.0%)、「ニュースや地域情報などのデータ放送」(58.3%)だった。

性別で見てみると、コンテンツやサービスの利用意向の1位から3位は、全体の結果と同じだったが、利用意向の4位が男性は「モバイル端末での視聴機能」で42.8%、一方、女性の4位は「リモコン操作によるショッピング機能」で36.7%だった。

地上デジタルテレビ放送のコンテンツ・機能の利用意向

地上デジタルテレビ放送のコンテンツ・機能の利用意向【性別】

■対応機器の購入で出せる金額は5万円未満が約80%

地上デジタル放送は受信機などを購入すれば、視聴料を支払わなくても見られることを「知っていた」人は46.8%、「知らなかった」人は53.2%だった。

地上デジタル放送は受信機等を購入すれば、月々の視聴料は無料で見ることができますが、ご存知でしたか。

受信機などを購入して地上デジタル放送を早く見たいか尋ねると、「見たい」33.2%、「見たくない」10.3%、「どちらともいえない」55.1%。

受信機等を購入して、地上デジタルテレビ放送を早く見たいと思いますか。

地上デジタルテレビ放送対応機器を購入するのに支出できる金額は、「5万円未満」が最も多く79.1%(779人)。その他「5万円以上10万円未満」12.7%(125人)、「10万円以上20万円未満」5.18%(51人)と続いた。このことから、全体の約80%の人は、地上デジタル放送対応機器の購入で支払える金額として、5万円未満を想定していることが分かった。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナー(現在持っているテレビに接続する機器)を購入するために支出できる金額はいくらですか。

■依然、対応機器の購入時期は2011年頃がトップ

今後3か月以内の地上デジタル放送対応機器の購入に関して、「対応テレビを購入予定」が3.1%、「対応チューナーを購入予定」が1.4%。また「3か月以内に購入予定がない」が76.4%、「分からない」が19.2%だった。

地上デジタルテレビ放送に対応したテレビやチューナーを今後3ヶ月以内に購入する予定がありますか。

また「今後3か月以内に対応機器の購入予定がない/分からない」と回答した941人に、購入時期はいつ頃になるか質問すると、最も多かったのは「アナログ放送が終了する2011年」で30.0%。次いで「3〜4年後」17.2%、「5〜6年後」11.5%という結果だった。

現在のアナログテレビ放送は2011年に終了しますが、今後地上デジタル放送対応テレビまたは対応チューナー購入する場合、いつ頃になると思いますか。

■購入したい対応テレビはパナソニックが1位

サンプル数が少なく参考値となってしまうが、今後3か月以内に地上デジタル放送対応のテレビを購入予定の人30人に、メーカー別購入意向を質問すると(複数選択可)、1位:パナソニック(50.0%、15人)、2位:シャープ(46.7%、14人)、3位:ソニー(36.7%、11人)。

こちらも参考値となるが同様に、今後3か月以内に地上デジタル放送対応チューナーの購入予定者14人に、メーカー別購入予定を聞くと(複数選択可)、同率1位:シャープ、ソニー(共に42.9%、6人)、2位:日立(21.4%、3人)だった。

■地上デジタル視聴者の約60%はケーブルテレビから

現在、地上デジタルテレビ放送を視聴している人(84人)の視聴方法は、「ケーブルテレビ」が前回と同じくトップで60.7%、次いで、前回より2.1ポイント増えて「チューナー内蔵型テレビ」26.2%、「対応チューナーをテレビに接続」13.1%だった。

地域別で調べると、東京23区の1位は「ケーブルテレビ」で71.7%、大阪市と名古屋市は共に「チューナー内蔵型テレビ」が1位で、大阪市:47.1%、名古屋市:71.4%という結果だった。

地上デジタルテレビ放送をご覧になっているのは、以下のどのタイプですか。【地域別】

また、地上デジタルテレビ放送の満足度は、「満足」20.2%、「どちらかといえば満足」25.0%、「どちらかといえば不満」13.1%、「不満」4.8%と、全体の約45%が地上デジタルテレビ放送に対して満足しているようだ。その理由として「画像がきれい」が依然として多くあげられていた一方、対応チューナーやケーブルテレビから視聴しているのか、「ワイドサイズではない通常サイズのテレビだと画面が小さくなる」という意見も、若干見受けられた。

地上デジタルテレビ放送の満足度はいかがですか。

次回は、携帯電話買い替えニーズに関する調査の結果をレポートする。(調査協力:japan.internet.com)

<調査概要>

  • 実施期間: 2004/07/05~2004/07/09
  • 有効回答数: 1,069

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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