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インターネット上のコミュニケーションにおけるトラブルに関する調査

コミュニケーションにおける不快感の強さ。ネット>リアルが約半数

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

人の集まるところにトラブルはつきものだが、それはリアルもネット上も同じだろう。ただ、それに伴う不快感についてはネット上のコミュニケーションの方が増幅されるようだ。最近では安全なコミュニティ運営を支援するサービスも登場しているくらいである。

インターネットコム株式会社とgooリサーチが行った、ネット上のコミュニケーションについて調査によると、ネットで「ムカっ」とする強さは「面と向かってのコミュニケーションで感じるものよりも強い(面と向かって<インターネット)」と回答した人が半数近くにのぼり、その逆は1割強であることがわかった。同様の調査は2005年にも実施している。

調査対象は、全国の10代~50代のインターネットユーザー1,019人。男女比率は、男性:44.16%、女性:55.84%。年齢層分布は、10代:2.36%、20代:21.79%、30代:40.43%、40代:26.01%、50代:9.42%。

全体1,019人のうち、掲示板・メーリングリスト・チャット・メール・SNS・Blogなど、ネット上のコミュニケーションにおいて不快な思いをしたことがあるという人は38.27%(390人)だった。

これら390人に不快な思いをした経験があるコミュニケーションの種類を聞くと、もっとも多かったのは「掲示板」で254人、続いて「メール」が118人、「Blog(トラックバック・コメント欄含む)」が100人、「チャット」が61人となった。知り合い同士のコミュニケーションが基本となる「SNS」は21人で比較的少ない。

不快な思いをした原因については、174人が「相手の言い方にあるべき丁寧さがなかった」と回答、そのほか、「わいせつな言葉・下品な言葉」(136人)、「暴言・揶揄するような言葉を投げかけられた」(88人)、「中傷を受けた」(77人)などが多かった(複数選択可)。

また、ネット上のコミュニケーションで「ムカっ」とする強さが、面と向かってのコミュニケーションで感じるよりも強いかどうかを尋ねたところ、「強いと思う(面と向かって<インターネット)」と答えた人は48.72%で半数近くにものぼる。逆に、「弱いと思う(面と向かって>インターネット)」と回答したのは12.82%にとどまることから、ネット上のコミュニケーションがユーザーの不快感を増幅させる要因となっている可能性もある。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/06/09~2006/06/12
  • 有効回答数: 1,019

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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