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飲食店およびクーポン利用に関するアンケート

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クーポン利用者の半数以上がリピート客に

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クーポン利用者の半数以上がリピート客に

~条件検索の充実が顧客をつなぐ鍵となるか~

パソコンからインターネットで飲食店探しをする人は全体の6割おり、利用理由のトップは「条件にあったお店を見つけられるから」であった。そのうち9割以上がクーポンを利用しており、クーポンを利用した後も5割以上が再び来店している。情報提供側の「条件検索の充実」が今後飲食店とお客をつなぐ重要な鍵になるかもしれない。

今回のテーマは「飲食店およびクーポンの利用に関するアンケート」。

グルメ情報がインターネットやテレビ、雑誌、フリーペーパー等数々のメディアから発信されているが、その活用状況やクーポン利用の意向について調査した。

今回の調査は2007年10月18日〜10月22日で行い、全国の20歳以上〜49歳以下の男女1,083人(男50.6%、女49.4%)から回答を得た。

調査結果について

「どのような媒体を使って、お店探しをするか。」と聞いたところ、「インターネット<パソコン>」60.8%が最も多く、次いで「通りかかってなど、実際に足を運んで」59.5%、「家族・友人の話」51.3%が続いた。「フリーペーパー」は48.7%、「インターネット<携帯電話>」は14.0%にとどまった。

また、年代別に見ると、「インターネット<携帯電話>」を選んだ人が30歳代・40歳代では1割程度であるが、20歳代では2割以上おり、携帯電話の活用の違いが現れた。

図1.飲食店探しの媒体(n=1,083)

図1.飲食店探しの媒体のグラフ

パソコン・携帯電話・フリーペーパーを利用する理由を聞いたところ、パソコンと携帯電話は「条件にあったお店を見つけることが可能である」がそれぞれ87.8%、63.8%、フリーペーパーは「割引・特典が受けられるクーポンがついてくる」83.3%、が最も多い結果となった。条件に合った情報をいかに効率よく見つけることができるか、情報量の増加に伴い今後も「条件検索の充実」が期待されることが予測される。

図2.媒体別の利用理由(n=1,083)

図2.媒体別の利用理由のグラフ

「クーポンを利用したお店に、再度行ったことがあるか」と聞いたところ、「再度行った」と答えた人が53.8%と半数以上いた。また、「その後は行っていないが、機会があれば行こうと思う」と答えた人も45.1%おり、初回のクーポン利用の後も、リピート客になっていることがうかがえる。

一方、クーポンを利用しない人に「利用しない理由」を聞いたところ「特に理由はない」が34.3%と最も多かったものの、「あまりお得な内容がないから」27.1%、「お店にクーポン提示するのが面倒・恥ずかしいから」25.7%といった理由が上位3つにあげられており、特典の内容や利用方法などがクーポン利用の阻害要因になっていることがうかがえる。

図3.クーポンを利用したお店のその後の利用(n=712)

図3.クーポンを利用したお店のその後の利用のグラフ

クーポンのサービス内容のうち、魅力と感じられているのは、男女ともに「飲食代が割引になる」がもっとも多かった。また「記念日等に、無料でケーキを用意してくれる」(男性38.1%女性56.5%)、「お花やお土産など、プレゼントを無料で用意してくれる」(男性27.0%女性42.1%)といったサービスは、男性に比べて女性からの方が人気が高いという結果が出た。

クーポンを利用して来店した後も5割以上がリピート客となっている結果から、インターネットやフリーペーパーは、クーポン提供を機にリピート客づくりにも影響を与えていることが示唆される。今後は情報量の増加に伴い、「条件にあった情報の提供」が重要な鍵になるかもしれない。

図4.あったらいいと思うクーポン内容(n=1,083)

図4.あったらいいと思うクーポン内容のグラフ

<調査概要>

  • 実施期間: 2007/10/18~2007/10/22
  • 有効回答数: 1,083

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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