
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
待望の日本語版が登場したSecond Life。携帯電話の世界でも、モバイルSNSとメタバースを融合させた「メタモ」なども登場し、メタバース業界は相変わらずの賑わいだ。そのような状況で、本家Second Lifeの知名度や利用状況はどのように変化しているだろうか。
インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、日本語版が登場した今、Second Lifeの知名度に大きな変化が見られた。
このレポートは2007年6月より行っている「Second Lifeに関する定期調査」の第2回目の報告である。Second Lifeをはじめとする3Dバーチャルコミュニティ「メタバース」について定期的に利用動向を探っている。
調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,091人。男女比は男性52.06%、女性47.94%。年齢別は10代17.42%、20代19.98%、30代17.51%、40代17.42%、50代以上27.68%。
第1回において、Second Life=セカンドライフという言葉のイメージから、「3D仮想空間」と「退職後の人生」、どちらを連想するかを尋ねてみたところ、76.50%もの回答者が「退職後の人生」を選んだ。今回の調査では、この状況に変化が見えている。
今回は、「退職後の第二の人生」を選んだ回答者は65.63%(716人)。6割を超えているものの、前回の76.50%から10ポイント低下している。一方「インターネット上の仮想世界で、"第二の人生"をおくれるオンラインコミュニティ」を選んだのは31.62%(345人)と前回の21.51%から10ポイント程度アップしている。
実際の認知度にももちろん変化が見られる。回答者全員に対して「『Second Life』という3Dオンラインコミュニティをご存知ですか」との質問を行った。
「内容や特徴まで詳しく知っている」との回答は3.67%(40人)。前回の2.63%から1ポイントだがアップしている。「内容や特徴をある程度知っている」27.31%(298人)との合計は30.98%で、前回の21.32%から9ポイント以上アップしている。
では最後に利用状況を見てみよう。Second Lifeを知っている、あるいは聞いたことがあるという678人に「Second Lifeを実際にご利用になったことはありますか」との質問を行った。
「現在利用している」との回答は1.47%(10人)。前回の1.72%からわずかだが減少してしまった。一方、「登録して利用したことはあるが、今は利用していない」は3.10%(21人)と、前回の2.49%からわずかに上昇している。
Second Lifeの認知度は上昇を続けているが、プレーヤーは伸び悩んでいるようだ。
<調査概要>
- 実施期間: 2007/07/23~2007/07/25
- 有効回答数: 1,091
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。