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第1回 Second Lifeに関する調査

Second Life 定期リサーチ(1):4人に3人が「セカンドライフ」といえば「退職後の第二の人生」

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

ビジネスプラットフォームとして大いに注目されている「Second Life」。今年夏には日本語版の提供が予定されており、他社から同じような「メタバース」事業も発表されているが、その認知度はどの程度なのだろうか。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、その認知度はまだあまり高くないようだ。

このレポートは「Second Lifeに関する定期調査」の第1回目の報告である。今後、Second Lifeをはじめとする3Dバーチャルコミュニティ「メタバース」について定期的に利用動向を探っていく予定だ。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,102人。男女比は男性52.99%、女性47.01%。年齢別は10代17.06%、20代20.87%、30代17.97%、40代16.79%、50代以上27.31%。

「セカンドライフ」という言葉は第二の人生を意味する。3D仮想空間と退職後の人生、ユーザーにどちらの意味がイメージされるのかは、認知度を測る上で参考になるだろう。まずSecond Life=セカンドライフという言葉のイメージから、どちらを連想するかを尋ねてみた。

その結果、「退職後の第二の人生」を選んだ回答者は76.50%(843人)にも上った。一方「インターネット上の仮想世界で、"第二の人生"をおくれるオンラインコミュニティ」を選んだのは21.51%(237人)にとどまる。

では、実際の認知度はどうだろう。回答者全員に対して「『Second Life』という3Dオンラインコミュニティをご存知ですか」との質問を行った。

「内容や特徴まで詳しく知っている」との回答はわずかに2.63%(29人)。「内容や特徴をある程度知っている」18.69%(206人)との合計は21.32%となる。一方「知らなかった」は52.54%(579人)と半数を超えている。

しかし2007年2月の調査では、「聞いたことがない」との回答が80.34%であり、半年もたたないうちに「Second Life」について聞いたことがあるユーザーの数は大幅に増加している。

実際にプレイしたことがあるユーザーはどの程度存在するだろうか。Second Lifeを知っている、あるいは聞いたことがあるという523人に「Second Life を実際にご利用になったことはありますか」との質問を行った。

「現在利用している」との回答はわずかに1.72%(9人)。「登録して利用したことはあるが、今は利用していない」も2.49%(13人)だ。「サイトにアクセスしたことはあるが、利用したことはない」も認知している回答者の17.40%(91人)に過ぎない。

まだまだ利用率の低いメタバースだが、ソニーが用意している「Home」や、トランスコスモスなどが合弁会社で開始する「meet-me」なども登場が予定されている。メタバースの認知度や利用意向は、これからどう変化していくのだろうか。

<調査概要>

  • 実施期間: 2007/05/28~2007/05/30
  • 有効回答数: 1,102

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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