
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
インターネットコムとgooリサーチが行った調査では、今回も知名度は上がり続けているものの、プレイヤーは相変わらず増えていないようだ。
このレポートは2007年6月より報告している「Second Lifeに関する定期調査」の第3回目の報告である。Second Lifeをはじめとする3Dバーチャルコミュニティ「メタバース」について定期的に利用動向を探っている。
調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,087人。男女比は男性52.44%、女性47.56%。年齢別は10代17.48%、20代19.69%、30代18.03%、40代17.02%、50代以上27.78%。
ネットでは、毎日のように Second Lifeに関する話題が取り上げられており、テレビ局なども参入を発表している。そのような背景もあってか、「Second Life」という言葉を耳にしたことはあるというユーザーは、引き続き増加しているようだ。回答者全員に対して「『Second Life』という3Dオンラインコミュニティをご存知ですか」との質問を行った。
「内容や特徴まで詳しく知っている」との回答は3.50%(38人)。前回の3.67%から若干減少している。「内容や特徴をある程度知っている」26.40%(287人)との合計は29.90%、前回の30.98%から若干減少しているようだ。
一方、「マスコミ報道等で見聞きした程度で、内容や特徴まではわからない」との回答は37.90%(412人)で、前回の31.16%から6.74ポイントの上昇。Second Lifeという言葉を耳にする機会は確実に増えているようだ。
次に利用状況を見てみよう。Second Lifeを知っている、あるいは聞いたことがあるという737人に「Second Lifeを実際にご利用になったことはありますか」との質問を行った。
「現在利用している」との回答は1.22%(9人)。前回の1.47%からわずかだが減少している。前々回の1.72%から、減少を続けている状況だ。なお、「登録して利用したことはあるが、今は利用していない」は2.99%(22人)となっている。
では、今後の利用意向はどうだろうか。すべての回答者に「Second Lifeを今後利用したいと思いますか」との質問を行った。
「利用したい」との回答は、わずか6.44%(70人)にとどまっている。逆に「利用したくない」との回答は48.67%(529人)と半数近くにも上る。
ニュースなどで「Second Life」の知名度は上がり続ける一方、この調査では利用経験者が伸び悩んでいる。Second Lifeへの新規参入を伝えるニュースは連日届いているが、一般ユーザーにとっては、まだまだ Second Lifeは遠い存在といえるだろう。
<調査概要>
- 実施期間: 2007/09/14~2007/09/18
- 有効回答数: 1,087
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。