gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2007年02月09日東京本社夕刊
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第29弾>
もし今、仕事や職業を選ぶとしたら
~20代では「転職派」リード~
新年度が次第に近付いています。社会人デビューする人も多いのではないでしょうか。若い人の働く意識について聞いてみました。
調査結果について
もし今、仕事や職業を選ぶとしたら、どんな働き方をしたいか――では、「同じ会社で、ずっと働きたい」が計49%、「転職しても、自分のやりたいことをしたい」計51%と、真っ二つに割れました。
年代別にみると、20代では「転職」派が計57%で、「同じ会社」派計43%をリードしました。一方、10代と30代では、「同じ会社」派(10代計52%、30代計51%)が「転職」派(10代計48%、30代計49%)をわずかに上回りました。
働き方については、「仕事はするが、自分の時間を優先したい」派が計79%だった一方、「自分の時間が減っても、仕事を優先したい」派は計21%でした。女性に限ると、「自分の時間優先」派は計85%でした。
働いている人に働く理由をいくつでもあげてもらったところ、「自分の才能や能力を発揮したいから」は34%にとどまり、「収入を得るために必要だから」91%がダントツでした。働くことを前向きにとらえている人が少ないとしたら、寂しい限りです。
最近、正社員ではなく、派遣社員やアルバイトとして働く人も増えています。この背景について、「人件費などを抑えるため、正社員の数を抑制する企業が多い」(計66%)と考える人が多数でした。自分の夢や希望の実現を優先し、自分の都合に合わせて働きたいと思う人が増えた」は計34%でした。
その結果、「非正社員として働く人が増えることで、同世代の間で、所得などの格差が広がっていく」と思う人は計91%に上りました。就職戦線もようやく明るさを取り戻しつつあるようです。
格差が広がっていくような社会になってほしくはないですね。(のほほん)
調査方法
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で1月19〜21日に実施、全国の10〜30歳代の男女計544人が回答しました。男女比は50%:50%。職業別の内訳は学生38%、正社員31%、専業主婦・主夫12%などでした。
<調査概要>
- 実施期間: 2007/01/19~2007/01/21
- 有効回答数: 544
(※)集計結果は「第2回「トピQ・ネット調査]<バレンタインデー>」と合同となります。
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。