小学生の放課後の過ごし方に関する調査のアイキャッチ

小学生の放課後の過ごし方に関する調査

自主調査 学ぶ ダウンロード

約3分の2の子どもが、週に2日以上、塾や習い事に通っている

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

報道発表資料 平成19年2月28日

gooリサーチ結果 (No.149)

小学生の放課後の過ごし方に関する調査

~約3分の2の子どもが、週に2日以上、塾や習い事に通っている~

インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と 株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、小学生向けポータルサイト「キッズgoo」(*2、http://kids.goo.ne.jp/)において、小学生を対象に放課後の過ごし方に関する調査を実施しました。有効回答者数は1,500名でした。

本調査は、「gooリサーチ」として初めて子ども自身を調査対象として実施したオープン調査となり、国内最大級の子ども向けポータルサイト「キッズgoo」上で、平成18年10月24日(火)から11月7日(火)にかけて実施しました。

今後、gooリサーチでは、「キッズgoo」上で小学生を対象としたオープン調査を定期的に実施していく予定です。

総括

今回の調査結果より、小学生の放課後の過ごし方として、夕方午後3時〜4時に帰宅する子どもが半数近くを占める一方で、1割以上の子どもが午後5時以降に帰宅していることが分かりました。また、誰と一緒に下校するかという質問に対して、「友達と一緒」が6割以上と最も多くを占めましたが、「ひとりで下校している(16.5%)」という回答が「学校や地域で決められているグループ(12.3%)」を上回っている。

1割以上の子どもが午後5時以降に帰宅するという結果及び、ひとりで下校するという子供が16.5%といるという結果から、子どもの下校時の安全面での不安を印象づける内容となりました。

さらに、1人で家にいる時にしていることを尋ねたところ、男女ともに、ゲーム、TV、マンガが上位を占めましたが、ゲームについては男子の回答が女子より高いこと、趣味については男子の回答が女子の半数以下となっていることから、男子は1人の時間をゲームに費やし、女子は趣味にも時間を費やす傾向にあることがうかがえます。

また、塾や習い事に通っている頻度について質問したところ、約3分の2の子どもが週に2日以上なんらかの塾や習い事に通っている状況が明らかとなりました。

調査結果のポイント

(1) 1割以上の子どもが夕方午後5時以降に帰宅

帰宅時間で最も多いのは「午後3時〜4時」で48.0%と約半数。次いで「午後4時〜午後5時(28.1%)」、「午後2時〜3時(11.3%)」と続く。

一方で、午後5時以降帰宅する子どもは「午後5時〜6時」6.9%、「午後6時〜7時」2.5%、午後7時以降」2.1%となっており、合計すると1割以上の子どもが午後5時以降に帰宅していることが分かる。

(2) 5人に1人の子どもが、ひとりで下校

下校は誰と一緒にするかという質問では、友達といっしょに下校する子どもが最も多く65.8%を占めた。「学校や地域で決められているグループ(12.3%)」、「きょうだい(2.5%)」と合わせると全体の約8割が複数人で下校している。その一方で、ひとりで下校する子どもは16.5%となっており、「友達といっしょに下校(65.8%)」に次いで高い。

(3) 放課後に遊ぶ場所の1位は「友達の家」、公園や広場は2位

学校以外の遊び場所は、1位「友達の家(64.7%)」、2位「公園や広場(57.3%)」、3位「自分の家(51.2%)」と続く。一方で、ゲームセンターや百貨店などの娯楽施設と、図書館や児童館などの公共施設という回答が、それぞれ1割前後を占めている。

(4) 1人遊びの内容は男子がゲーム、女子はTV。趣味を楽しむ子どもは女子が男子の2倍以上

1人でいるときにしていることについて尋ねたところ、男子については、ゲームが66.9%と1位。次いで2位は「TV(62.4%)」、3位は「本・マンガ(53.1%)」と続く。女子においては、1位が「TV(64.9%)」、2位は「本・マンガ(58.8%)」、3位は、「ゲーム(51.8%)」となっており、ゲームの順位に男女で差が出る結果となった。

また、趣味(絵を描く、工作、ピアノなど)は男子では20.5%にとどまっているが、女子では44.0%と男子の2倍以上を占める結果となった。

(5) 約3分の2の子どもが、週に2日以上塾や習い事に通っている

塾や習い事の頻度についての質問では、1位が「週2日〜3日(39.5%)」、ついで2位が「週1日(18.2%)」、3位が「塾や習い事にはかよっていない(17.4%)」と続く。

「週2日〜3日」「週4日〜5日」「週6日〜毎日」の割合を合計すると64.5%を占めており、約3分の2の子どもが、週に2日以上塾や習い事に通っていることがわかった。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(6.1万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(4.0万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、116万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH19年2月現在)

(*2)【 キッズgoo 】 http://kids.goo.ne.jp/
平成13年7月に開設した「キッズgoo」は、『子ども向けWeb検索サービス』と遊び心をくすぐる『コンテンツ』の提供により"小学生向けポータルサイト"として人気を博しています。
閲覧内容の安全性に配慮し、安全と思われるページのみを表示する、独自のプログラミングによるフィルタリング機能を取り入れたウェブ検索サービスを提供すると共に、ウェブページにふりがな(ルビ)を振って閲覧できる機能を提供するなど、実用性と安全性の両方を兼ね備えています。
また「キッズgoo」では、インターネット自体がプル型の情報収集形態である以上、情報発信および閲覧規制等を強化するのではなく、子どもたちがネットの良いところを有効に利用できるように教育していくなど、子どもたちが利用するインターネットの玄関として安心・安全なサービスの提供を推進しています。

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 Eリサーチグループ
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523、(E-mail) e-res@mri.co.jp
株式会社三菱総合研究所 経営企画部広報グループ
(Tel) 03-3277-0003(Fax) 03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査概要

1. 調査対象 小学校1年生から6年生
2. 調査方法 「キッズgoo」上での公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成18年10月24日(金)〜11月7日(月)
4. 有効回答者数 1,500名
5. 回答者の属性 【性別】
男性:39.9% 女性:60.1%

【学年】
1年生:2.9% 2年生:5.5% 3年生:13.7% 4年生:22.9% 5年生:27.7% 6年生:27.4%

調査結果データ

(1) 1割以上の子どもが夕方午後5時以降に帰宅

帰宅時間で最も多いのは「午後3時〜4時」で48.0%。次いで「午後4時〜午後5時(28.1%)」、「午後2時〜3時(11.3%)」と続く。一方、午後5時以降帰宅する子どもは「5時〜6時(6.9%)」、「午後6時〜7時(2.5%)」「「午後7時以降(2.1%)」を合わせ、1割以上の子どもが午後5時以降に帰宅している。【図1】

【図1】 帰宅時間 (N=1,500)

帰宅時間のグラフ

(2) 5人に1人の子どもが、ひとりで下校

誰と一緒に帰宅するかという質問では、「友達といっしょに下校する」子どもが最も多く65.8%を占める。「学校や地域で決められているグループ(12.3%)」、「兄弟(きょうだい(2.5%)」と合わせると全体の約8割が複数人で下校している。その一方で、ひとりで下校する子どもは16.5%となっており、2番目に高い。【図2】

【図2】 誰と一緒に帰宅するか (N=1,500)

誰と一緒に帰宅するかのグラフ

(3) 放課後に遊ぶのは「友達の家」。公園・広場は2位

学校以外の遊び場所は、1位「友達の家(64.7%)」、2位「公園や広場(57.3%)」、3位「自分の家(51.2%)」が上位を占めている。一方で、ゲームセンターや百貨店などの娯楽施設と、図書館や児童館などの公共施設という回答が、それぞれ1割前後を占め拮抗している。【図3】

【図3】 学校以外の遊び場所 (N=1,500 複数回答)

学校以外の遊び場所のグラフ

(4) 1人遊びは男子はゲーム、女子はTV。趣味を楽しむ子どもは女子が男子の2倍以上

1人でいる時にしていることでは、男子ではゲームが66.9%と1位。次いで、「TV(62.4%)」、「本・マンガ(53.1%)と続く。女子では1位が「TV(64.9%)」、次いで「本・マンガ(58.8%)」、「ゲーム(51.8%)」と続き、ゲームの順位で男女に差が出る結果となった。

また、趣味(絵を描く、工作、ピアノなど)は男子では20.5%に留まっているが、女子では44.0%と男子の約2倍以上を占める。【図4】

【図4】 1人でいるときにしていること (男女別) (N=1,500 複数回答)

1人でいるときにしていることのグラフ

(5) 約3分の2の子どもが、週に2日以上塾や習い事に通っている

塾や習い事の頻度についての質問では、1位が「週2日〜3日(39.5%)」、ついで2位が「週1日(18.2%)」、3位が「塾や習い事にはかよっていない(17.4%)」となっている。「週2日〜3日」「週4日〜5日」「週6日〜毎日」の割合を合計すると64.5%となり、約3分の2の子どもが、週に2日以上塾や習い事に通っていることがわかった。【図5】

【図5】 1週間のうち、塾や習い事に通う頻度 (N=1,500)

1週間のうち、塾や習い事に通う頻度のグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

タグ: . . . . . .

上へ戻る