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第3回「子どもの携帯電話利用」に関する調査

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小学生の約4割が自分専用の携帯電話を保持。9割近くが携帯電話メールを利用

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お知らせ 平成21年12月17日

NTTレゾナント株式会社

gooリサーチ結果 (No.187)

小学校1~6年生まで約1200名に調査

「子どもの携帯電話利用」に関する調査結果発表

~小学生の約4割が自分専用の携帯電話を保持。9割近くが携帯電話メールを利用~

NTTレゾナント(本社:東京都港区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)が運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」(*1) は、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」(*2)上において、小学生を対象に、携帯電話に関する調査を実施しました。有効回答者数は1206名でした。

調査結果について

1. 調査対象 小学校1年生から6年生
2. 調査方法 「キッズgoo」上での公開型インターネットアンケート
※本調査は、子ども向けインターネット調査「キッズgooリサーチ」(*3)の自主調査として、「キッズgoo」上で実施。
3. 調査期間 平成21年10月19日(月)~11月19日(木)
4. 有効回答者数 1206名
5. 回答者の属性 【男女内訳】
男性:10.6% 女性:89.4%

【年代別構成】
1年生:1.4%  2年生:2.2%  3年生:6.4% 4年生:18.0%  5年生:30.9%  6年生:41.0%

調査結果のポイント

(1) 小学生の4割以上が「自分専用の携帯電話」を利用。子ども向け携帯電話(端末)の利用は僅かに増加傾向。(第1回37.2%→第2回41.7%→今回43.5%)

(2) 「携帯電話が欲しい」派は85%。欲しい理由の1位は「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」。

(3) 家庭での携帯電話を利用する際のルールは「利用する機能について」が増加傾向。「特にルールはない」家庭は減少傾向にあるものの4割を占める。

(4) 小学生携帯ユーザの9割近くがメールを利用。6割以上がメールをもらってから「10分以内」に返信。

過去の調査は下記をご参照ください。

調査結果データ

(1) 小学生の4割以上が「自分専用の携帯電話」を利用。子ども向け携帯電話(端末)の利用は僅かに増加傾向。

「自分専用の携帯電話」利用は第2回調査に引き続き4割を超えた。(【図1】)また、持っている携帯電話の種類としては、「子ども向けのもの」が43.5%、「大人と同じもの」が53.1%となり、大人向けが約10ポイント多いものの、第2回調査に続き「子ども向けのもの」が増加傾向にある。(【図2】)

【図1】携帯電話の利用状況(単一回答)

【図1】携帯電話の利用状況(単一回答)

【図2】持っている携帯電話の種類(単一回答)

【図2】持っている携帯電話の種類(単一回答)

(2) 「携帯電話が欲しい」派は85%。欲しい理由の1位は「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」。

現在携帯電話を利用していない小学生のうち、65.0%が「携帯電話が欲しい」を回答し、「どちらかと言えば欲しい」を合計すると、約85%となった。(【図3】)

携帯電話が欲しい理由としては、「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」が最も高く、「持っていると安心だから」「友達が持っているから」が続く。「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」は6年生で特に多く、半数を超えた。(【図4】)

【図3】未利用者の携帯電話所有意向(単一回答)n=432

【図3】未利用者の携帯電話所有意向(単一回答)n=432

【図4】携帯電話を欲しい理由について(複数選択)

【図4】携帯電話を欲しい理由について(複数選択)

(3) 家庭でのルールは「利用する機能について」が増加傾向。「特にルールはない」家庭は2回連続減少。

携帯電話利用について、ルールのない家庭は、第1回調査(45.9%)、第2回調査(43.5%)に続き、42.4%と、減少傾向にあるものの4割を占める。

また、決められているルールとしては「利用する機能について」(26.1%)が第2回に引き続き増加している。機能が豊富な携帯電話が続々と発売される中で、小学生の携帯電話ユーザにおいては、「子ども向け携帯電話の所有」(【図2】)や、「利用する機能についてのルールの設定」の増加傾向が伺える結果となった。(【図5】)

【図5】携帯電話を利用する際に家庭で決められているルールについて (複数回答)

【図5】携帯電話を利用する際に家庭で決められているルールについて (複数回答)

(4) 小学生携帯ユーザの9割近くがメールを利用。6割以上がメールをもらってから「10分以内」に返信する。

通話・メールの相手は、どちらも「お父さん・お母さん」が最も多い結果となった。また、「お父さん・お母さん」「おじいちゃん・おばあちゃん」はメールよりも通話が多いのに比べ、「小学校のともだち」や「その他のともだち(※塾のともだちなど)」は通話よりもメールの方が多い傾向がみられた。メールを「使っていない」のは12.8%となり、小学生携帯ユーザの9割近くがメールも利用していることが伺える。(【図6】)

メールをもらってから返信するタイミングについては、「5分以内に返信する」が最も多く約4割を占め、次いで「10分以内に返信する」(24.9%)となり、二つを合計すると6割を超える結果となった。(【図7】)

【図6】通話・メールの相手(複数選択)n=774

【図6】通話・メールの相手(複数選択)n=774

【図7】メール返信のタイミング(単一回答)n=578

【図7】メール返信のタイミング(単一回答)n=578

<本調査・キッズgooに関するお問合せ>

NTTレゾナント株式会社 広報担当
(Tel) 03-6703-6250、(Fax) (E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチ・キッズgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 リサーチ部門
(Tel) 03-6703-6660、(FAX) 03-5476-2582、(E-mail)research@goo.ne.jp

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(11.8万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(7.8万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、416万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。 (モニターの人数はいずれも2009年12月現在)

(*2)【 キッズgoo 】 http://kids.goo.ne.jp/
平成13年7月に開設した「キッズgoo」は、「子ども向けWeb検索サービス」と遊び心をくすぐる「コンテンツ」の提供により"小学生向けポータルサイト"として人気を博しています。
閲覧内容の安全性に配慮し、安全と思われるページのみを表示する、独自のプログラミングによるフィルタリング機能を取り入れたウェブ検索サービスを提供すると共に、ウェブページにふりがな(ルビ)を振って閲覧できる機能を提供するなど、実用性と安全性の両方を兼ね備えています。
また「キッズgoo」では、インターネット自体がプル型の情報収集形態である以上、情報発信および閲覧規制等を強化するのではなく、子どもたちがネットの良いところを有効に利用できるように教育していくなど、子どもたちが利用するインターネットの玄関として安心・安全なサービスの提供を推進しています。

(*3)【 キッズgooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/lineup/kids.html
平成19年11月にスタートした「gooリサーチ」のメニューの1つで、「キッズgoo」を利用する小学生に対して、WEBアンケートを実施し、生の声を収集するインターネットアンケートサービスです。キッズgooのサイトを訪れる小学生の「アンケートに答えよう」という意識をサイト上で喚起し、あえて謝礼を差し上げない運用により、小学生の自発的な回答結果を有効サンプルとすることで、データの品質を高めております。

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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