gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2006年11月27日 ネットリサーチ
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第24弾>
子どもの習い事に関する調査
~学力、文化、体力も 「子どもに習い事」75%超~
読売新聞とNTTレゾナントが共同で実施した消費者モニター調査で、3歳〜中学生の子どもを持つ約1000人に尋ねたところ、4分の3の家庭で子どもに習い事をさせていた。習い事では学習塾の割合が3割と最多で、音楽・美術など文化系や、水泳・武道などスポーツ系の習い事に通う子どもも多い。
調査結果について
◆学力第一◆
子どもが習い事をしている家庭は、回答者1026人中774人で、4分の3を占めた。
習い事の種類(複数回答)を聞いたところ、「学習塾」(32%)が最も多く、小差の2位が「ピアノ、オルガン、バイオリンなど音楽」(同)だった。3位「水泳」(26%)に続いて4位に「英会話・英語教室」(20%)が入り、学力、語学力向上への親の関心の高さがうかがえた。
子どもに今後させたい習い事(三つまでの複数回答)では「英会話・英語教室」(21%)がトップだった。
習い事の種類は学習塾や音楽系、英会話が多かったのに対し、習い事をさせる理由(三つまでの複数回答)では、「体力や運動能力の向上」(46%)という回答が最も多かった。「子どもが自分で行きたいと言ったから」(45%)、「文化的な能力の向上」(30%)がこれに次いだ。「受験を目的としない学力向上」は29%、「受験対策」は15%にとどまった。受験競争のためだけでなく、我が子にしっかり学力を身につけて欲しいというのが親心なのだろう。
◆時間とお金◆
習い事に通うペースは「週1回」が28%、「週2回」が27%で、合計で半数を超えた。1週間に習い事をする時間は1〜3時間が計6割を占めた。「10時間以上」も7%の回答があったが、毎日のように習い事に通う子どもは少数派だった。
月額費用(1人あたり)は「1万円以上3万円未満」が43%で最も多く、3万円未満の回答が合計で88%と約9割を占めた。「10万円以上20万円未満」の高額回答も0・4%あった。
子どもが通っている教室・スクールを最初に知ったきっかけは「友人・知人の紹介」(56%)が圧倒的に多かった。ただ、現在の教室・スクールに決めた理由(複数回答)は「場所」(53%)や「子どもの希望」(48%)、「通いやすい曜日・時間帯が選べる」(41%)が上位を占めた。親たちは「口コミ」を参考にしながら独自の判断をしているようだ。
◆学習塾◆
回答者のうち248人の家庭で子どもが学習塾に通っていた。年齢別に割合を見ると、保育所・幼稚園児の13%、小学生低学年(1〜3年)の20%、小学生高学年(4〜6年)の35%、中学生の69%だった。
塾通いを始めた時期を聞くと、「小学1・2年」(21%)が最も多く、「小学3・4年」(19%)、「幼稚園・保育所」(17%)と続いた。半数以上が小学3・4年以下から塾通いを始めており、「0〜3歳」も1%いた。中学3年から通い始めた子どもは5%だった。
月謝は「1万円以上3万円未満」が52%を占めた。小学生高学年の子どもがいる家庭で「10万円以上20万円未満」(1%)という高額の回答もあり、中学受験熱の高さがうかがえた。
塾に通う手段は「自転車」(33%)に続いて「親が運転する車」(29%)が多かった。塾の行き帰りや塾内で子どもが被害にあう事件を受けて、安全を第一に考える親が多いようだ。
【調査方法】
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で11月14〜16日に実施した。全国から1026人が回答し、内訳は男性41%、女性59%。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/11/14~2006/11/16
- 有効回答数: 1,026
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