gooリサーチ と All About による共同企画調査

報道発表資料 平成20年3月27日
株式会社オールアバウト
NTTレゾナント株式会社
【オールアバウト・gooリサーチ共同】
ひとり暮しの独身会社員1,000人調査
ひとり暮らしの防犯意識に関する調査
~ひとり暮しの住まい選び「セキュリティー」重視は13.8%
防犯対策のための費用は1万円未満が7割~
総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:江幡 哲也、ジャスダック証券取引所、証券コード:2454、以下「オールアバウト」)と、インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は「gooリサーチ」の登録モニター(20〜35歳、独身、ひとり暮らし、会社員)を対象に「ひとり暮らしの防犯意識についてのアンケート」を実施しました。
総括
20〜35歳の独身会社員が、ひとり暮しの住まいを選んだ理由として「セキュリティー」を挙げた人は13.8%と低く、近所づきあいでも「隣の人の顔も知らない」人は5割弱という結果になりました。また、防犯対策としては、「ドアのカギをかける」が意識・行動ともに高く7割に達しています。一方で「防犯カメラの設置」や「ピッキングに強いカギ」など、費用負担が発生する対策は意識としては高いものの、行動として現れていないことがわかりました。また、防犯対策のための費用は「1万円未満」が7割に達しました。
調査結果のポイント
(1) ひとり暮らしのきっかけは、進学または就職が7割。現住居を選んだ理由「セキュリティー」は13.8%にとどまる
ひとり暮らしをはじめたきっかけとしては、「進学」(40.1%)と「就職」(31.8%)が高く、あわせると7割に達する。また、現在の住まいを選んだ理由を尋ねたところ、約6割が「通勤に便利」と回答しており「セキュリティー」は13.8%と低い結果となった。さらに、現在の近所づきあいについては、47.0%が「隣の人の顔も知らない」と回答しており、近所との交流があまりないことがわかる。
(2) 防犯対策として、意識・行動ともに高いのは「ドアのカギをかける」が7割
防犯に有効だと思うこと(意識)と、実際に行動していることを尋ねた。「ドアのカギをかける」は意識・行動ともに高く7割に達している。「訪問者を確認する」、「窓のカギをかける」なども意識が高く、行動としても現れている。一方で「防犯カメラの設置」や「ピッキングに強いカギにする」など費用負担が発生する対策は意識としては高いが、行動としては現れていないことがわかった。
(3) 防犯対策のための費用は、1万円未満が7割
防犯対策のためにかけてもいい金額を尋ねたところ、「5,000円未満」(37.7%)と「5,000円〜1万円未満」(34.4%)が高く、これらを合計すると7割に達する。
■All About編集長 森川さゆりのコメント
3月は進学・就職などをきっかけに、ひとり暮らしをはじめる方が多い時期です。今回、ひとり暮らしの住まいの選び方では、セキュリティーはあまり重視されていないことがわかりました。ひとり暮しは時間が自由に使える分、自分の身は自分で守る必要があります。そのための知識やノウハウが今後より一層必要になるのではないでしょうか。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社オールアバウト 広報担当:立石/清水
(Tel) 03-5447-3770、(Fax) 03-5447-0034、(E-mail) pr@im.allabout.co.jp
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(Fax) 03-5224-5204、(E-mail) pr@nttr.co.jp
《 補足 》
All Aboutについて http://allabout.co.jp/
株式会社リクルートを大株主とする株式会社オールアバウトが運営、約500のテーマごとに、専門の知識や経験を持った人=「ガイド」が、その分野に関する情報を提供する総合情報サイトです。2001年2月15日にサイトオープンし、2007年7月には月間のユニーク・ユーザ数が1,660万人を突破しました。独自記事による展開を中心にシステムだけでは到達しない満足度へ"人"が編集・ナビゲートするサービスです。
gooリサーチについて http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(8万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(5.2万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、202万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。 (モニターの人数はいずれも2008年3月現在)
調査概要
1. 調査対象 | 「gooリサーチ」登録モニター(20-34歳、独身、ひとり暮し、会社員) |
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2. 調査方法 | 非公開型インターネットアンケート |
3. 調査期間 | 平成20年1月21日〜平成20年1月23日 |
4. 有効回答者数 | 1,017名 |
5. 属性 | 【性別】 男性 47.8%、女性 52.2% 【年代】 20-24歳 28.0%、25-29歳 39.4%、30-34歳 32.6% |
調査結果データ
1. ひとり暮しの現状
(1) ひとり暮らしの年数、はじめたきっかけ
ひとり暮らしの年数やきっかけなど状況について尋ねた。ひとり暮らしの年数は、7年から10年が20.7%と高かった。またひとり暮らしをはじめたきっかけとしては、「進学」(40.1%)と「就職」(31.8%)が高く、あわせると7割に達する。
さらにひとり暮しをはじめて良かったことを聞いたところ、約8割の人が「時間を自由に使えるようになった」と回答している。
■ひとり暮らしの年数 (n=1,017)
■ひとり暮らしをはじめたきっかけ (n=1,017)
■ひとり暮らしをして良かったこと (n=1,017)
(2) 現在の住まいについて
ひとり暮らしをしている現在の住まいを選んだ理由を尋ねたところ、約6割が「通勤に便利」と回答している。値段の安さや駅からの近さなど利便性が重視されており、「セキュリティー」は13.8%と低い結果となった。また、実家までにかかる時間は、3時間以上という人が4割おり実家から遠く離れて暮らしている様子がわかる。さらに、現在の近所づきあいについて尋ねたところ、47.0%は「顔も知らない」と回答しており、周囲との交流があまりないことがわかる。
■現在の住まい 選択理由 (n=1,017)
■実家までの時間 (n=1,017)
■近所づきあい(n=1,017)
2. 防犯の意識
(1) 空き巣などの被害の有無
ひとり暮しをはじめてから、空き巣やひったくりなどの被害の有無について尋ねた。自分自身が被害者となったことのある人は22.5%であった。また、被害の内容について尋ねたところ、「ストーカー」(27.9%)や「空き巣」(18.3%)が高かった。
■空き巣などの被害について (n=1,017)
■空き巣などの被害内容について (ある人のみ n=229)
(2) 防犯の意識と行動
防犯に有効だと思うことと、実際に行動していることを尋ねた。「ドアのカギをかける」は意識・行動ともに高く7割に達している。他にも、「訪問者を確認する」や「窓のカギをかける」なども意識が高くまた行動としても現れている。一方で「防犯カメラの設置」や「ピッキングに強いカギ」にするなどは意識としては高いが、行動としては現れていない。
また、被害の有無別に防犯の行動を比較したところ、「ある」と回答した人のほうが高い傾向はあるものの、顕著な違いは見られなかった。
■防犯意識と行動 (n=1,017)
■防犯の実際 被害の有無別 (n=1,017)
(3) 防犯対策への投資
防犯対策ためにかけてもいい金額を尋ねたところ、「5,000円未満」が多く37.7%だった。次いで「5,000円〜1万円」(34.4%)であり、1万円未満の回答が7割に達する。
■防犯対策にかけてもいい金額 (n=1,017)
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。