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IT機器セキュリティに関する調査

まだまだ低いスマホの有料セキュリティ対策利用率―定期調査「IT 機器セキュリティ」(1)

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「IT機器セキュリティ」について調査した第1回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,068人。男女比は男性52.7%、女性47.3%。年代比は10代16.6%、20代18.4%、30代21.8%、40代16.4%、50代以上26.8%。

まず、どのようなIT機器が所有されているか調べた。代表的なIT機器に絞って持っているかどうか質問したところ、所有率が最も高かったのは「ノートパソコン/ネットブック/ウルトラブック」の75.0%。以下、「デスクトップパソコン」(47.9%)、「スマートフォン」(38.6%)、「タブレット」(10.0%)となった。

次に、各IT機器のセキュリティ対策はどうしているだろうか。「無料/有料を問わず、お使いのIT機器でセキュリティ対策アプリケーションまたはサービスを使っていますか」と尋ねたところ、利用率は「デスクトップパソコン」(87.3%)と「ノートパソコン/ネットブック/ウルトラブック」(83.0%)が高く、「タブレット」(42.1%)と「スマートフォン」(56.6%)が前者に比べてやや低くなった。

それでは、有料セキュリティ対策を利用している人はどの程度いるか調査してみよう。各IT機器でセキュリティ対策を導入している人を対象にして、その対策が有料かどうか質問してみた。その結果、有料対策の割合は「デスクトップパソコン」が52.6%、「ノートパソコン/ネットブック/ウルトラブック」が53.7%、「タブレット」が40.0%であるの対し、「スマートフォン」の割合は21.5%と目立って低い。

スマートフォンは、電話といっても仕組みはパソコンと全く同じだ。そのため、OSやアプリケーションの脆弱性がマルウェアに悪用されたり、迷惑メールやフィッシング詐欺といった行為の被害を被ったりする可能性がある。そのため、スマートフォンにおいてもセキュリティ対策の導入を検討すべきだが、まだ利用者の意識はそこまで高くようだ。次回以降は、より詳しい調査結果を紹介していきたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2012/11/26~2012/11/29
  • 有効回答数: 1,068

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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