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子どもの安全対策に求められるITサービスとは?

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子どもの安全対策に求められるITサービスとは?

~子どもの安全に不安を感じている人は約8割~

子どもの安全に不安を感じている人は全体の約8割という高い結果が出た。そういった状況の中で実際に安全対策として防犯ブザーを利用している人が3割で全体の中では最も多く、ITサービスの利用者はまだまだ少数である。今後、ITサービスを利用する条件としては費用負担の問題を筆頭にいくつかの改善点が求められていることが分かった。

今回のテーマは、「子どもの安全とIT活用に関する調査」。

ITを活用し、子どもの安全を確認できるサービスが広がる中、どのようなサービスが求められているかをレポートした。

今回の調査は2006年12月21日〜12月25日で行い、全国の996人の男女(男性53.01%、女性46.99%)から回答を得た。また調査に回答いただいた年齢層は20歳代27.11%、30歳代27.61%、40歳代28.11%、50歳代15.86%、60歳代0.90%、70歳以上0.40%であった。

調査結果について

子どもの安全について、日常的に不安を感じているかという質問に対して、とても感じているという回答が21.59%、感じているという回答が57.03%となり、子どもの安全に不安を感じている人は全体の約8割という結果となった。

図1.子どもの安全について日常「不安」を感じている状況(n=996)

図1.子どもの安全について日常「不安」を感じている状況のグラフ

実際に子どもの安全を守るためにとっている対策として、防犯ブザーを持たせている33.84%、地域のパトロールを強化している20.38% 、不審者の通報を積極的に行っている15.96%、PHS・:携帯電話を持たせている14.86%、携帯メールに配信される地域での事件情報を収集している9.64%、PHS・携帯電話のGPS機能を利用して所在を常に確認している2.51%、ICタグによる情報配信サービスを利用している0.70%とITサービスを利用している人はまだ少数であるということが現状である。

図2.子どもの安全を守るためにとっている対策(n=996)

図2.子どもの安全を守るためにとっている対策のグラフ

子どもの安全対策にITサービスを利用したいと考える人は47.09%であり、具体的に利用したいサービスとして子ども用携帯電話54.37%、PHS機能付き防犯ブザー52.24%、不審者情報マップ47.55%、ICランドセル44.56%、GSP内蔵制服34.12%、ICカード乗車券17.27%という結果になった。

図3.子どもの安全対策に利用したいITサービス(n=469)

図3.子どもの安全対策に利用したいITサービスのグラフ

今後、ITサービスを利用した子どもの安全対策に求めることとして、費用がかからないこと73.09%、情報がリアルタイムで正確なこと68.17%、操作が簡単なこと55.52%、学校・自治体などで利用を促すこと42.07%となっており、費用をかけずにリアルタイムで正確な情報が入手できることを多くの人が求めているということを知ることができた。

図4.今後、ITサービスを利用した子どもの安全対策に求めること(n=996)

図4.今後、ITサービスを利用した子どもの安全対策に求めることのグラフ

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/12/21~2006/12/25
  • 有効回答数: 996

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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