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第3回モバイルショッピング利用に関する調査

スマホ普及の影響はまだ?―定期モバイル調査「ショッピング利用」(3)

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「ショッピング利用」について調査した第3回である。

調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,096人。男女比は男性37.1%、女性62.9%。年代比は10代4.2%、20代32.1%、30代33.7%、40代20.3%、50代以上9.8%。

まず、モバイルショッピング(携帯電話/スマートフォンでのオンラインショッピング)の利用経験を調べてみよう。すべての回答者に対して利用したことがあるかどうか聞いたところ、利用経験者の内訳は「よく購入する」が16.1%、「ときどき購入する」が27.7%、「購入したことがある程度」が23.7%だった。未経験者については、「アクセスするが購入したことはない」人は17.2%、「アクセスしたことがない」人は15.1%。全体的な傾向はこれまでと大差ないが、前回および前々回に比べ徐々に利用経験者が増えている。

以前からモバイルショッピングに対しては、「パソコンの方が便利だから」利用しないという意見が多かったが、スマートフォン普及などの影響で状況が変わり始めているのかもしれない。そこで次回以降は、モバイルショッピング利用時の端末の種類などについても調べていきたい。

モバイルショッピングの利用者は、ショッピングサイトにどのような印象を持っているだろうか。利用経験者741人に「普段利用しているモバイルショッピングサイトに不満はありますか」と質問すると、「ある」は24.2%、「ない」は75.8%となった。過去の調査で不満が「ある」という回答は、前回が26.5%、前々回が27.5%で、利用者の不満は解消されつつあるようだ。

具体的な不満の内容を、不満が「ある」と答えた179人に尋ねてみた。多かった答えは、「商品が探しづらい」(62.6%)、「画像が不十分」(51.4%)、「ページ移動が遅い」(31.3%)となった。利用するモバイル端末が携帯電話からスマートフォンに変われば解消する不満と思えるが、実際に状況は改善しているように見えない。今後調査を続けることで、スマートフォン普及の影響が現れるだろうか。

<調査概要>

  • 実施期間: 2012/02/20~2012/02/23
  • 有効回答数: 1,096

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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