
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
このモバイルリサーチでは、gooリサーチとインターネットコムが、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを共同で定期的に行い、その結果を発表している。
今回は第67回に引き続き、「モバイルショッピング」について調査した。
調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,100人(※一部被災地エリアを除く)。男女比は男性39.4%、女性60.7%。年齢別は10代4.7%、20代26.6%、30代35.0%、40代25.5%、50代以上8.3%。
■モバイルショッピングは定着?それとも踊り場?
まず、モバイルショッピング(携帯電話でのオンラインショッピング)の利用経験者を調べてみよう。
すべての回答者に対して「モバイルショッピング(携帯電話を利用したインターネットショッピング)」をしたことがあるかどうか聞いてみた。その結果、「よく購入する」は10.9%(120人)、「ときどき購入する」は28.3%(311人)、「購入したことはある程度」の26.5%(291人)という回答を得た。
過去の一連の調査と比べても利用経験者の割合に大きな変化はなく、モバイルショッピングが定着したようだ。ただし、「購入したことはない」という人が34.4%(378人)いることから、普及拡大は踊り場で、まだまだ利用増加の余地があるとも言えるのではないだろうか。
■利用者の9割が満足
次に、モバイルショッピングサイトに対する満足度をみてみた。
モバイルショッピングの利用者722人に「普段利用しているモバイルショッピングサイトに満足していますか」と尋ねたところ、「非常に満足している」人は14.1%(102人)、「やや満足している」人は75.8%(547人)で、利用者の約9割が満足していた。
一方、「やや不満である」は9.4%(68人)、「非常に不満である」は0.7%(5人)だった。全体として不満は少ないが、これを解消することで利用者の増加が期待できる。
■具体的な不満の内容は?
満足する利用者を増やすヒントとして、モバイルショッピング利用者722人に不満を感じる具体的な項目を複数回答で答えてもらった。
「商品が探しづらい」という回答が45.8%(331人)で最も多く、その他「画像が不十分」32.8%(237人)、「ページ移動が遅い」30.1%(217人)、「セキュリティ面が不安」23.4%(169人)という回答が目立った。こうした不満を一つ一つ解消していくことが、モバイルショッピングの利用拡大につながるのではないだろうか。
<調査概要>
- 実施期間: 2011/05/20~2011/05/23
- 有効回答数: 1,100
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。