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第5回 携帯電話・スマートフォンの買い替えに関する調査

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安定状態になった携帯電話/スマホ利用状況―定期調査「新携帯電話/スマホ買い替え」(5)

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NTTコム リサーチ と インターネットコム による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムと NTTコム リサーチがインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「携帯電話/スマホ買い替え」について調査した第5回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,083人。男女比は男性53.6%、女性46.4%。年代比は10代3.4%、20代26.3%、30代21.7%、40代17.1%、50代以上31.5%。

まず、どのようなモバイル端末が利用されているか調べてみた。「主に利用している端末」の種類を尋ねたところ、「携帯電話」が41.7%(前回43.8%)、「スマートフォン」が51.7%(同51.7%)。前回調査の後も春の入学/入社準備商戦が続く時期だったのでスマートフォン利用率がさらに高くなると予想していたが、変化は見られなかった。現在のように従来型の携帯電話が継続的に販売されていると、スマートフォン利用者はこの程度の水準で落ち着くのだろうか。

安定状態になった携帯電話/スマホ利用状況―定期調査「新携帯電話/スマホ買い替え」(5)
Q:現在、主に利用している端末はどれですか
(2014/06/30 10代~50代以上のインターネットユーザー1,083人)

続いて、なんらかのモバイル端末を使っている1,030人(全体の95.1%)に主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSの通信会社(キャリア)を尋ねたところ、3大キャリアのシェアは「NTTドコモ」が46.3%、「KDDI(au)」が28.5%、「ソフトバンクモバイル」が21.8%だった。また、ソフトバンク傘下で合併しワイモバイルとしてスタートを切った2キャリア、「ウィルコム」は2.2%、「イー・アクセス(イー・モバイル)」は0.5%。いずれもそれぞれ安定した状態が続いている。

現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSの通信会社(キャリア)をお答えください
Q:現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSの通信会社(キャリア)をお答えください
(2014/06/30 10代~50代以上のインターネットユーザー1,083人中、モバイル端末利用者1,030人)

利用されているスマートフォンの種類にも変化はないのだろうか。主にスマートフォンを利用している560人(全体の51.7%)にスマートフォンの OS を質問した。結果は「iOS(iPhoneのOS)」が42.5%、「Android」が56.8%で安定している。以前、日本スマートフォン市場は海外に比べ iPhone のシェアが高い"ガラパゴス現象"が見られると指摘したが、その状況は変わっていないようだ。

現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSのOSをお答えください
Q:現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSのOSをお答えください
(2014/06/30 10代~50代以上のインターネットユーザー1,083人中、スマートフォン利用者560人)

これまでスマートフォンを利用する人が順調に増えてきたが、ここに来て利用率が足踏みを始めたようにみえる。また、スマートフォンの料金プランとして通話定額制度やパケット分け合い制度が登場したほか、NTT ドコモが「VoLTE」として Voice over LTE を開始するなど、キャリアやスマートフォンを選ぶ判断材料は以前とは違ってきた。

本調査の設問は以前の携帯電話を意識した内容となっているので、今となっては時代遅れの面もある。そこで、次回以降の調査は質問項目を全面的に見直し、現状を的確にとらえられるようにしたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2014/6/30
  • 有効回答数: 1,083

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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