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第1回 携帯電話からスマホへの移行に関する調査

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5割強のスマホ所有率はキャリアの新料金プランで変わるか?―定期調査「新スマホへの移行」(1)

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NTTコム リサーチ と インターネットコム による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムと NTTコム リサーチがインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「スマホへの移行」について調査した第1回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,099人。男女比は男性54.1%、女性45.9%。年代比は10代1.9%、20代27.4%、30代21.6%、40代17.3%、50代以上31.8%。

これまで同種の調査を行ってきたが、前回までは携帯電話からのアクセスを想定した Web サイトを使って調査しており、今回とは調査モニターが大きく異なる。したがって、設問は大きく変えていないものの、従来調査の結果とは単純に比較できない。その点に注意してほしい。

まず、携帯電話やスマートフォンの利用状況を調べた。「スマートフォンだけを使っている」人は48.4%おり、「従来型の携帯電話/PHSとスマートフォンの両方を使っている」人の8.6%と合わせると過半数がスマートフォン ユーザーであると分かった。「従来型の携帯電話/PHSだけを使っている」人は43.0%で、携帯電話/PHSもスマートフォンも使っていない人は1人もいなかった。

5割強のスマホ所有率はキャリアの新料金プランで変わるか?―定期調査「新スマホへの移行」(1)
Q:あなたが使っている携帯電話について、あてはまるものをお答えください
(2014/05/19~5/20 10代~50代以上のインターネットユーザー1,099人)

続いて、スマートフォンを使っていない473人(全体の43.0%)に使いたいかどうか質問してみた。スマートフォン利用意向のある人は、「従来型の携帯電話/PHSをやめてスマートフォンへ移行したい」(25.6%)と「スマートフォンを追加購入して従来型の携帯電話/PHSと併用したい」(5.9%)を合わせて3割強。「スマートフォンは使わない」人は68.5%で、まだまだ携帯電話を求める人は多い。

そこで、スマートフォンの利用を希望しない324人(全体の29.5%)に、使わない理由を尋ねた。従来の調査と数字の比較はできないが、「従来型の携帯電話で十分だから」(89.5%)という理由が圧倒的に多く、「スマートフォンを使いたいが通話料/通信料が高いから」(33.6%)および「スマートフォンを使いたいが販売価格が高いから」(22.8%)という回答が続くといった全体的な傾向は変わっていない。

Q:スマートフォンを使わない理由を教えてください
Q:スマートフォンを使わない理由を教えてください
(2014/05/19~5/20 10代~50代以上のインターネットユーザー1,099人中、スマホ移行非希望者324人)

携帯電話は、電話としての使いやすさを評価して愛用する人が多いようだ。一方のスマートフォンは、端末の価格や通話料/通信料が高いことで利用に踏み切らない人が目立つ。

しかし、NTT ドコモが新たな料金プラン「カケホーダイプラン」「パケあえる(シェアパック)」を提示するなど、スマートフォン利用環境に変化の兆しがみられる。ちなみに、ドコモの新料金プランは予約数が120万件に達するなど人気を集めており、待ちわびていたユーザーがたくさんいたのだろう。

こうしたキャリアの取り組みがスマートフォン利用率などにどのような影響を及ぼすか、今後も調査を続けていこう。

<調査概要>

  • 実施期間: 2014/05/19~2014/05/20
  • 有効回答数: 1,099

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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