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モバイルリサーチ第26回:「携帯電話ユーザーのパソコン利用に関する調査」

メールではパソコンと携帯電話の使い分けが定着―利用実態調査(26)

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートはインターネットコムとgooリサーチによる、「携帯電話ユーザーのパソコン利用に関する定期調査」の第26回である。この調査では、携帯電話ユーザーのネット利用をパソコンとの比較をメインに調査していくものである。

今回は第23回と同じく、「メール」をテーマに調査を行った。

調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,079人(※一部被災地エリアを除く)。男女比は男性46.1%、女性53.9%。年齢別は10代3.5%、20代24.7%、30代35.8%、40代26.3%、50代以上9.7%。「モバイル調査」などと同様、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートで調査を行った。

まず、パソコンを所有している携帯電話ユーザー1,063人(全体の98.5%)に、「Eメールの送受信は、パソコンと携帯電話のどちらをメインとして利用していますか」と尋ねたところ、「パソコン」が35.1%(373人)、「携帯電話」が43.9%(467人)だった。

同じ質問は毎回行っており、「パソコン」という回答は第2回が38.20%、第5回が37.2%、第8回が40.4%、第11回が38.5%、第14回が39.9%、第16回が42.0%、第19回が37.2%、第23回が29.7%と推移してきた。直近の第23回で大きく落ち込んだことはあるものの概ね40%弱の水準を維持しており、メールの送受信についてはパソコンと携帯電話の使い分けパターンが安定したと見てよいだろう。

次に、主なメール送受信手段が「携帯電話」という467人にその理由を聞いてみたところ、「いつでも手元にあるから」89.7%(420人)、「手軽だから」70.5%(330人)、「よく連絡する相手のアドレスが携帯電話にしか登録していない」55.1%(258人)の順だった。同じ質問を「パソコン」をメインにしている373人にもしたところ、上位3項目は「パソコンのほうが文字の入力に慣れている」79.6%(297人)、「手軽だから」39.4%(147人)、「パケット代がかからないから」36.7%(137人)となった。

両項目とも過去の調査から各回答の比率に大きな変化はなく、この結果からもパソコンと携帯電話というツールそれぞれの使い分い方が定着したと考えられる。

パソコンも携帯電話も普及が進み当たり前の道具になったため、調査を繰り返しても変化が現れなくなったのかもしれない。しかし、ここに来て携帯電話でなくスマートフォンを使う人が急速に増えており、パソコンの得意とする領域に食い込む可能性がある。今後はスマートフォンを考慮した質問項目に見直すことも検討しつつ、引き続き調査していきたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2011/03/29~2011/03/31
  • 有効回答数: 1,079

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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