gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
この「モバイルリサーチ with goo」では、gooリサーチとjapan.internet.comが共同で、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを定期的に行い、その結果を発表している。
今回は第57回に続き、「モバイル広告」について質問を行った。
■携帯電話でのワード検索経験者は約85%で推移
これまでの調査と同様にまず、モバイルにおけるワード検索の利用状況を見てみよう。すべての回答者に対して「携帯電話でワード検索を行ったことはありますか」との質問を行った。
「ある」との回答は84.6%(860人)と、前回の84.5%とまったくといっていいほど変化がない。前々回も同様の値であり、モバイルにおけるワード検索経験者は85%付近で固定してしまっているようだ。
■「○○で検索」は4割強
テレビなどでおなじみの「○○で検索」に関して見てみよう。モバイル検索経験者860人に「テレビやポスターなどの『○○で検索してください』といった広告を見て、携帯電話でワード検索を行ったことはありますか」との質問を行った。
「ある」との回答は44.7%(384人)。1年前、2009年5月の調査では「○○で検索」経験者は47.7%であり、若干の低下が見られる。この広告手法が減少しているような背景も考えられそうだ。
■正しい検索結果にたどり着けない人はゼロに
では、その広告からモバイル検索で目的の情報にはどの程度がたどり着いただろうか。携帯電話で「○○で検索」を行った384人に「その際に目的の情報にたどり着けましたか」との質問を行った。
「たどり着けた」との回答は49.0%(188人)と半数近くに上った。1年前の調査では42.9%であり6.1ポイントの上昇、「だいたいたどり着けた」45.8%(176人)を加えると9割を超える。一方、「あまりたどり着けたことがない」が5.2%(20人)であり、「たどり着けたことがない」はゼロであった。
モバイル検索を使ったクロスメディア戦略は、精度の面では大いに信頼できる状況といって良いだろう。
調査は、日本全国に住む10代~50代以上の男女合わせて1,018人を対象に実施。男女比率は、男性43.6%、女性56.4%。年齢層分布は、10代2.9%、20代23.2%、30代40.6%、40代25.7%、50代以上7.7%。
<調査概要>
- 実施期間: 2010/05/10~2010/05/18
- 有効回答数: 1,017
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。