
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
このレポートはインターネットコムとgooリサーチによる、「携帯電話ユーザーのパソコン利用に関する定期調査」の第10回である。この調査では、携帯電話ユーザーのネット利用をパソコンとの比較をメインに調査していくものである。今回は第7回と同じく、「サイト閲覧」をテーマに調査を行った。
調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,036人。男女比は男性43.3%、女性56.7%。年齢別は10代2.9%、20代25.8%、30代39.6%、40代24.2%、50代以上7.3%。「モバイルリサーチ with goo」と同様、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートで調査を行った。
今回も、パソコンを所有する携帯電話ユーザーが、Webサイトを利用する際に、パソコンと携帯電話のどちらをメインで使っているのかを見てみよう。パソコンを所有している回答者1,027人に「インターネットのWebサイトを見る際、パソコンと携帯電話のどちらをメインとして利用していますか」との質問を行った。
それによると、前回同様「パソコン」という回答が圧倒的に多く、85.3%(876人)に。一方「携帯電話」としたのは6.2%。前回(5.4%)からわずかに増加したものの、まだまだパソコンでのWeb閲覧が主流なようだ。
では、サイト閲覧にパソコンをメインとしてる理由は何だろう。パソコンで閲覧すると回答した876人にその理由を複数回答形式で聞いたところ、「携帯電話よりも情報が豊富だから」83.6(732人)という回答が最も多く、それに「手軽だから」44.5%(390人)、「よく利用するサイトがパソコンにしか対応していない」32.2%(282人)などが続いた。
パソコンを利用する理由として「携帯電話より情報量が多い」、「パソコンにしか対応していない」といった回答が多く挙がっているが、現状として携帯電話ではリッチコンテンツの表示に限界があることや、機種依存の問題などもあり、利用者を増やすには、もう少し時間が掛かりそうだ。
ちなみに、携帯電話をメインとしてる64人は、その理由として「いつでも手元にあるから」98.4%(63人)、「手軽だから」87.5%(56人)など、時間や場所に関係なく利用できることを挙げる人が大半で、機能やコンテンツを理由とする人はほとんど見られなかった。
<調査概要>
- 実施期間: 2009/09/28~2009/09/30
- 有効回答数: 1,036
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。