
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
Eメールは、われわれの生活においては必須の連絡手段として定着している。しかし、メールを扱うデバイスは、主なものでもパソコンと携帯電話と、2つの機器が存在する。パソコンと携帯電話は、メールの送受信においてはどの程度利用されているのだろうか。
このレポートはインターネットコムとgooリサーチによる、「携帯電話ユーザーのパソコン利用に関する定期調査」の第5回である。この調査では、携帯電話ユーザーのネット利用をパソコンとの比較をメインに調査していくものである。
今回は第2回と同じく、「メール」をテーマに調査を行った。
今回の調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,039人。男女比は男性42.3%、女性57.7%。年齢別は10代4.4%、20代27.3%、30代39.3%、40代20.6%、50代以上8.4%。「モバイルリサーチ with goo」と同様、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートで調査を行った。
まず、「メイン」のメール送受信にはどちらが利用されているのかを見てみよう。回答者1,039人のうちのパソコン所有者1,025人に「Eメールの送受信は、パソコンと携帯電話のどちらをメインとして利用していますか」との質問を行った。
その結果は「パソコン」が37.2%(381人)、「携帯電話」が40.3%(386人)となっており、ほぼ同数であった前回と比べると、携帯電話の方が3.1ポイント高い点に注目できる。
では、パソコンと携帯電話のそれぞれでEメールを利用している理由は何なのだろうか。
まず、Eメールにパソコンをメインとして利用しているという381人に、その理由を複数回答で聞いたところ、「パソコンのほうが文字の入力に慣れている」82.9%(316人)という答えが圧倒的に多く、以下「パケット代がかからないから」46.7%(178人)、「手軽だから」35.2%(134人)と続いた。
さらに、携帯電話をメインとして利用しているという413人にも、同じ質問をしたところ、「いつでも手元にあるから」90.1%(372人)、「手軽だから」73.1%(302人)、「よく連絡する相手のアドレスを携帯電話にしか登録していない」57.9%(239人)、「携帯電話のほうが文字の入力に慣れている」9.7%(40人)となった。
これだけ携帯電話が普及しても、パソコンでの文字入力のほうがいいという人が多いようだ。いつでも手元にあるからこそ、文字入力に慣れていると思われた携帯電話だが、その理由はパソコンに比べて"手軽"であることが大きいようである。
<調査概要>
- 実施期間: 2009/04/01~2009/04/03
- 有効回答数: 1,039
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。