モバイルリサーチ第41回：「第6回モバイルショッピングに関する調査」

この「モバイルリサーチ with goo」では、gooリサーチとjapan.internet.comが共同で、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを定期的に行い、その結果を発表している。
今回は第38回と同様に「モバイルショッピング」について質問を行った。

■ モバイルショッピングユーザーは引き続き増加

まず前回までと同様に、モバイルショッピング＝携帯電話でのオンラインショッピングの利用経験者を見てみよう。すべての回答者に対して「モバイルショッピング（携帯電話を利用したインターネットショッピング）をしたことがありますか」との質問を行った。

「よく購入する」との回答は11.04％（120人）と前回の10.35％から微増。「ときどき購入する」も23.55％（256人）と、前回の21.18％から増加しており、合計は34.59％となった。モバイルショッピングユーザーは前回の31.53％から3.06ポイント上昇、先月に続いて増加する結果となった。

「購入したことはある程度」は27.78％（302人）であり、モバイルショッピングユーザーとの合計は62.37％。モバイルショッピング利用経験者は、前回の61.29％から1.08ポイントの上昇となった。

■ モバイル広告・検索からの誘導が増加

モバイルショッピングに関する調査の第1回となる2007年7月の第26回モバイルリサーチから大きく変化した点があるかをチェックしてみたところ、モバイルでの検索や広告からの誘導が増加しているのがわかった。

モバイルショッピングの利用経験者678人に「購入先のサイトはどのようにして見つけましたか」との質問を行ったところ、最も回答を集めたのは「PCで利用しているサイトのモバイル版」で80.68％（547人）。この割合は第26回とほぼ変わらない。

それに次いだのは「検索・バナー（モバイル）」で20.21％（137人）だ。この割合は第26回調査の13.44％から7ポイント近くもの上昇となっている。昨今のモバイル検索利用の拡大が影響し結果といえるだろう。

■ 最高購入価格は「5千円～1万円以下」

購入に使った金額にも変化が見られる。同じく678人に聞いた「最近1年間でモバイルショッピングで購入したものの中で、最も高価なものはいくらでしたか」との質問を見てみよう。

最も回答を集めたのは「5千円～1万円以下」で25.37％（172人）。以下は「1千円～3千円以下」21.09％（143人）、「3千円～5千円」20.21％（137人）と続いた。

第26回調査では、「3千円～5千円以下」23.32％、「1万円～3万円以下」20.75％、「5千円～1万円以下」20.55％といった結果であった。メインの最高購入価格は3～5千円から、5千円～1万円にシフトしているようだ。

調査は、日本全国に住む10代～50代以上の男女合わせて1,087人を対象に実施。男女比率は、男性41.77％、女性58.23％。年齢層分布は、10代4.23％、20代30.45％、30代38.64％、40代22.26％、50代以上4.42％。