
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
この「モバイルリサーチ with goo」では、gooリサーチとjapan.internet.comが共同で、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを定期的に行い、その結果を発表している。
前回は「モバイルショッピング」をテーマとして調査したが、今回は「モバイルSNS」に変わる新しいテーマとなる「モバイル広告」について質問を行った。
■携帯電話でのワード検索経験者は8割以上
まず、モバイルにおけるワード検索の利用状況を見てみよう。すべての回答者に対して「携帯電話でワード検索を行ったことはありますか」との質問を行った。
「ある」との回答は81.82%(891人)と8割にも上っている。「ない」との回答は18.18%(198人)だ。携帯電話からワード検索を行うことは、携帯電話ユーザーにとっては常識となりつつあるようだ。
■検索結果で広告を目にした人は約42%
モバイル検索が一般化するのと同時に、モバイルリスティング広告もその重要度が増している。ユーザーがどの程度それを意識しているのかを見てみよう。ワード検索の経験者891人に「ワード検索の結果に[AD]などの印がついた広告が表示されることがありますが、目にしたことはありますか」との質問を行った。
「ある」との回答は42.31%(377人)。ワード検索したユーザーの4割以上は、広告に気づいているようだ。一方「ない」は8.42%(75人)、「覚えていない」は49.27%(439人)で、合計すると6割近い検索経験者が、リスティング広告に気づいていない、あるいは見ていないとの結果となった。
■携帯電話で「○○で検索」するのは4割
交通広告やTVCMなどで「続きはWebで」や「○○で検索」といった告知を行ってWebへ誘導する手法は、Webを絡めたクロスメディアマーケティングの王道。この手法がモバイルマーケティングにおいて、どの程度の効果が望めるのかを見てみよう。
同じくワード検索経験者891人に「テレビやポスターなどの『○○で検索してください』といった広告を見て、携帯電話でワード検索を行ったことはありますか」との質問を行った。
「ある」との回答は41.98%(374人)。ワード検索を経験したユーザーの4割強が「○○で検索」したことがあるとの結果だ。なお、この回答数は、回答者全体の34.34%となる。
モバイル検索の利用率が上昇するとともに、モバイルにおけるSEMも重要度を増しているといえるだろう。
調査は、日本全国に住む10代~50代以上の男女合わせて1,089人を対象に実施。男女比率は、男性42.06%、女性57.95%。年齢層分布は、10代2.94%、20代28.56%、30代40.87%、40代22.40%、50代以上5.24%。
<調査概要>
- 実施期間: 2008/08/04~2008/08/05
- 有効回答数: 1,089
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