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第1回 携帯電話からスマホへの移行に関する調査

携帯電話に対する愛着と未練が残るモバイルユーザー

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「スマホへの移行」について調査した第1回である。

調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,118人。男女比は男性44.8%、女性55.2%。年代比は10代1.2%、20代18.1%、30代36.9%、40代29.2%、50代以上14.7%。

まず、従来型の携帯電話/PHSだけを使っている333人(全体の29.8%)にスマートフォンを使いたいかどうか尋ねてみた。その結果、「スマートフォンは使わない」と答えた人が56.5%おり、「従来型の携帯電話/PHSをやめてスマートフォンへ移行したい」人(33.6%)よりも多かった。また「スマートフォンを追加購入して従来型の携帯電話/PHSと併用したい」も9.9%いた。

スマートフォンを使わない理由には、どのようなものがあるだろうか。そこで、「スマートフォンは使わない」または「スマートフォンをやめて従来型の携帯電話/PHSだけにする」という190人(全体の17.0%)に理由を質問したところ、圧倒的多数の90.0%もの人が「従来型の携帯電話で十分だから」を選んだ。また「従来型の携帯電話が好きで、あえて使いたいから」(23.7%)という回答も目立つ。ほかにも端末価格/通話料/通信料や使い勝手を理由として挙げる声は多いが、スマートフォンに必要性を感じず、携帯電話に愛着を抱く人が相当数いることが分かった。

一方、携帯電話からスマートフォンへの移行を希望する130人(全体の11.6%)は、「スマートフォンだけで十分だと思うから」(46.2%)と考える人が最も多かった。そのほかには「従来型の携帯電話/PHSとスマートフォンを併用したいが、金銭的な負担が大きいから」(25.4%)という回答も多く、スマートフォンには移行するものの携帯電話に対する未練を残している人の存在が浮き彫りになった。

インターネットコムとgooリサーチは別の各種調査でスマートフォンの利用状況を調べており、現時点で所有率が5割に達しそうな段階にある。それでも、スマートフォンに移行せず携帯電話/PHSを使い続けようとする人がかなりの割合で残っている。モバイル分野で消費者を対象とするサービス展開やプロモーション活動を行う際には、この点に留意した方がいいだろう。

<調査概要>

  • 実施期間: 2013/10/22~2013/10/25
  • 有効回答数: 1,118

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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