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第9回 モバイルユーザーのWebサイト閲覧調査

緩やかだが着実に変化するWebサイト閲覧手段

共同調査 伝える ダウンロード

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「Webサイト閲覧」について調査した第9回である。

調査対象は全国10代~50代以上の携帯電話ユーザー1,089人。男女比は男性41.2%、女性58.8%。年代比は10代2.0%、20代21.3%、30代35.7%、40代30.5%、50代以上10.5%。

まず、今回もパソコンを所有するユーザーがWebサイト閲覧時にどのようなデバイスをメインで使っているのかを見てみよう。パソコンを所有している回答者1,029人(全体の94.5%)に「インターネットのWebサイトを見る際、主に使用しているデバイスは何ですか」と質問したところ、「パソコン」が67.8%、「携帯電話」が3.5%、「スマートフォン」が24.8%、「タブレット端末」が3.5%という結果が得られた。Webサイト閲覧に使うデバイスの傾向に大きな変動は見られない。

変化の速いIT分野にしては、この結果は意外に思える。そこで、2年強というやや長い期間の推移をグラフ化してみた。すると、緩やかではあるが第6回調査で指摘したのと同様、「パソコン」および「携帯電話」の減少と、「スマートフォン」および「タブレット端末」の増加という傾向がはっきり現れた。

本調査が携帯電話ユーザーを対象として、携帯電話向けWebサイトで実施していることを考慮すると、パソコンやスマートフォンからのアクセスを想定したWebサイトで行う調査と異なる結果になる可能性がある。それでも、「パソコン」「携帯電話」から「スマートフォン」「タブレット端末」への移行という流れは捉えられた。

最近インターネットコムとgooリサーチが実施した別の調査によると、スマートフォンの所有率が47.9%や48.6%、タブレット端末の所有率が17.2%や13.8%といったように、着実に伸びている。そうした影響が、携帯電話ユーザーを対象とする本調査にも表れたのだろう。

対象者がやや偏った調査ではあるのだが、Webサイト閲覧環境の変化する時期であるので、内容を適宜見直しながら続けていきたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2013/10/11~2013/10/16
  • 有効回答数: 1,089

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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