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色で占う05年に関するアンケート

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「色」に対するイメージや捉え方、若年層ほど色に敏感

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gooリサーチ と 日刊工業新聞 による共同企画調査

日刊工業新聞 2004年12月11日深層断面

gooリサーチと日刊工業新聞による共同企画調査<第8弾>

色で占う05年に関するアンケート

~「色」に対するイメージや捉え方、若年層ほど色に敏感~

景気を色に例えると来年はオレンジ

来年の景気を色に例えると−。色は商品の開発やマーケティング、販売戦略上で無視することができない重要なキーワード。そこで、日刊工業新聞社はNTTレゾナントと共同で「gooリサーチ」を活用、消費者が色に対し、どのようなイメージを持っているのか、また、景色の色のイメージなどについて、アンケートを実施した。なかでも景気に対する色のイメージでは03年の「灰色」が過半数を占める状態から、05年は「オレンジ」が多くなるなど、改善イメージを持っていることが分かった。

調査結果について

■若年層ほど色に敏感

占いのラッキーカラーが気になるかどうかを聞いたところ、「気にしない」が43.8%で最も多かったが、「気にする」の16.9%と「その日の気分」の39.3%を合わせ約55%の人が、何らかの形で占いのラッキーカラーを気にしており、意外に"神通力"があることが分かった。

好きな色があるかを聞いたところ、「ある」と答えた人が実に93.8%と高率に及び、色に対する関心の高さを裏付けた。逆に「ない」は6.1%にとどまり、色が購買行動などを左右している実態を示している。

その上で、商品を買うとき、その色を選ぶかどうかを聞いたところ、「選ぶ」は28.2%と低くなり、必ずしも好きな色と購入動機が連動していない。だが、10代では「選ぶ」と答えた人が37.3%と全体平均よりも10ポイント近く高く、20代も30.0%となっており、若年層ほど好きな色の商品を選ぶ傾向が強い。

ただ、好きな色の商品は「商品の種類によって」選ぶと回答する人は67.8%と断然多くなり、商品と好きな色を照らし合わせ、それが気に入れば選択している様子が分かる。ちなみに好きな色の商品は「選ばない」と答えた人はわずか4.0%だった。

商品を買うとき、好きな色を選びますか?

■「色にこだわる」・・・衣服・クルマ

商品を買う時に、もっとも色にこだわる商品はなにかを聞いた。それによると、「衣服」がトップで62.5%、次いで「クルマ」の16.5%、「携帯電話」6.3%、「家電」3.7%、「化粧品」1.9%が上位5位。

衣服の色にはし好性が強く反映されるが、クルマは色の好みよりも、汚れに対する考え方や、下取り時に人気のある色などが優先され、好みの色のプライオリティーは低いかもしれない。

また、意外だったのは化粧品。設問では例えばメークアップ化粧品についてなどと限定していないから、低率の答えだったかもしれないが、スキンケアなどの化粧品やパッケージの色には、こだわりがないことを示しているようだ。

商品を買う時にもっとも色にこだわる商品を選んで下さい。

■食品のパッケージ色 気にならない・・・半数

商品を買うとき、もっとも色にこだわらない商品を選んでもらった。1位は「食品」で48.5%。次いで「化粧品」の11.5%、「家電」の10.3%などだった。食品は鮮度などによる色合いはこだわるとみられるが、食品のパッケージ色自体にはこだわりがないのかもしれない。

次は「赤」から連想するものを選んでもらった。やはりもっとも多かったのは「郵便ポスト」で52.8%、次いで「リンゴ」の26.4%。製品のカラーで赤がもっとも定着している商品として「コカ・コーラ」を選択肢に加えたが、こちらは12.7%と赤のイメージの一般商品としてはかなり回答率が高かった。

逆に「青」から連想するものを選んでもらった。多いのは「空」の49.0%、「海」の45.4%。想定されたとはいえ、「青い空、青い海」はかなり定着している。青から連想するものとして、コカ・コーラの対抗馬として「ペプシコーラ」を選択肢に加えたが、こちらは1.6%だった。

「赤」から連想するものは?

「青」から連想するものは?

■「明るい色選択」3割

景気を色に例えると何色になるかを聞いた。03年から05年の予想まで聞いたが、明確になったのは、不景気の象徴のような「灰色」が後退し「オレンジ」や「黄色」といった明るい色を選ぶ人の割合が増えてきたこと。心理的には景気は底を脱したと考えている人が増えているのは確かなようだ。

03年の景気を色に例えるとでは「灰色」と答えた人は56.2%と断然トップだったが、04年になると「灰色」は37.0%まで下がり、逆に03年に1ケタ台だった「オレンジ」が13.5%まで上昇、そして05年の景気色予測になるとさらに「灰色」が20.7%まで低下、「オレンジ」が19.9%、「黄色」11.5%となり明るい色を選択した人が30%となった。さらに、「青」や「白」など、やや懐疑的だが、暗い色ではないと見る人も増える。

回答者の職業別構成

<調査概要>

  • 実施期間: 2004/12/02~2004/12/05
  • 有効回答数: 1,404

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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