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第3回 携帯電話・スマートフォンの買い替えに関する調査

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増えるiPhoneのシェア、”ガラパゴス現象”は今後も続くのか?―定期調査「新携帯電話/スマホ買い替え」(3)

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NTTコム リサーチ と インターネットコム による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとNTTコム リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「新携帯電話/スマホ買い替え」について調査した第3回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,122人。男女比は男性54.1%、女性45.9%。年代比は10代2.7%、20代26.6%、30代21.2%、40代17.2%、50代以上32.4%。

まず、どのようなモバイル端末が利用されているか調べてみた。「主に利用している端末」の種類を尋ねたところ、「携帯電話」が45.8%(前回45.5%)、「スマートフォン」が48.6%(同49.8%)。

2013年11月末に実施した前回調査から今回調査とのあいだにボーナス商戦やクリスマス需要の期間を挟んだのでスマートフォンの利用者が増えると予想していたが、意外にも数値は前回と大して変わらなかった。次回調査は春の入学/入社準備商戦がほぼ終わる3月末に行う予定なので、どのような変化が現れるか見守ろう。

増える iPhone のシェア、
Q:現在、主に利用している端末は以下のどれですか
(2014/2/26 10代~50代以上のインターネットユーザー1,122人)

ある調査によると、NTTドコモのiPhone取り扱い開始は同社のシェア増加に貢献しているようだ。これはスマートフォンOSの勢力分布にも影響を及ぼしているだろうか。そこで、スマートフォン利用者545人(全体の48.6%)に「現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSのOSをお答えください」と質問してみた。その結果、「Android」が55.6%、「iOS(iPhoneのOS)」が42.4%となり、両OSの寡占状態に揺らぎはなかった。

Q:現在、主に利用しているスマートフォンの OS をお答えください
Q:現在、主に利用しているスマートフォンのOSをお答えください
(第1回:2013/9/2~9/4 10代~50代以上のインターネットユーザー1,082人中、スマートフォン利用者482人)
(第2回:2013/11/26~11/28 10代~50代以上のインターネットユーザー1,098人中、スマートフォン利用者547人)
(第3回:2014/2/26 10代~50代以上のインターネットユーザー1,122人中、スマートフォン利用者545人)

興味深いのは、iOSの利用率が上昇したことだ。欧米ではiOSを搭載するiPhoneよりAndroidを選ぶユーザーの割合が高まっているのに対し、日本の状況は逆でiPhoneのシェアが順調に増えている。このような"ガラパゴス現象"は今後も続くのだろうか。引き続き調査していきたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2014/02/26~2014/02/26
  • 有効回答数: 1,122

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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