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エコ活動に対する意識調査

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環境に配慮した商品は購入するが、日常のエコ活動には消極的

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報道発表資料 平成21年12月3日

gooリサーチ結果 (No.185)

エコ活動に対する意識調査

~消費者の約3割を占める「環境傍観派」のジレンマを調査
環境に配慮した商品は購入するが、日常のエコ活動には消極的
継続的なエコ活動には、「簡単」「節約」「無料」「負担がない」という4大要素が重要~

NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中嶋孝夫)は、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」にて本年11月より提供を開始した「環境サブパネル」を用いて、エコ活動に対する意識調査を行いました。

「環境サブパネル」とは、環境に対する意識や行動の高低により、下記の4つのグループで分類されたモニター(対象約114,000人)です。各グループの分布数を通じて、環境意識は高いが行動が伴っていない層(環境傍観派)が、全体の約3割(26.3%)に上ることが判明しました。

環境サブパネルの説明

調査結果について

今回の調査では、この4つのグループより均等に回答者を選び、中でも「環境傍観派(環境意識は高いものの、行動が伴っていない)」と「環境行動派(環境意識が高く、行動も伴っている)」のエコ活動に対する意識や行動の違いを調べました。

実践したことがある身近なエコ活動を調査すると、マイ箸の利用、エコバックの利用、お風呂の水の再利用という、行動的負荷がかかるエコ活動では、「環境傍観派」は「環境行動派」より実施率が低い傾向があります(Q1)。しかし、一部の高額なエコ商品(エコカー、省エネエアコン)の購入率では、「環境傍観派」が「環境行動派」を上回り、「環境傍観派」も意識のみならず、実際に行動にまで至っていることを示す結果になりました(Q2)。

Q1. 実践したことがある身近なエコ活動、Q2. 購入したことのある環境を配慮した商品のグラフ

また、"継続的に実践できる身近なエコ活動の条件"として、「お金を節約できる」「無料でできる」ことが重要と答えた人は、「環境行動派」に多く、それに対して「簡単、楽にできる」「行動負担がない」ことを重要な条件と考える人は、「環境傍観派」により多い結果となりました。

Q3. 継続的に実践できる身近なエコ活動の条件のグラフ

この結果から、「環境傍観派」は「環境行動派」と比べても、エコ活動に金銭的投資をすることへの障壁は低いものの、行動的な負荷となることを嫌う傾向があることが読み取れます。
「環境傍観派」をはじめ、より多くのユーザにエコ活動に取組んでもらうためには、「簡単」「節約」「無料」「行動負担がない」という要素が重要となります。

「緑のgoo」概要

NTTレゾナントでは、2007年8月より、ウェブ検索の利用を通じて得られた収益の一部を寄付することで、環境保護活動を行う団体を支援する取り組み「緑のgoo」を提供しています。ユーザは、日常生活の一部となっている「検索」を利用することで、環境保護活動を支援することが可能です。
「緑のgoo」URL: http://green.goo.ne.jp/

<本リリースに関するお問合せ先>

ビルコム株式会社
担当:田中幸司、大島美子
(Tel) 03-5766-8411、(E-mail)bil-press@bil.jp

<gooに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 広報担当
(Tel) 03-6703-6250、(E-mail) pr@nttr.co.jp

調査概要

1. 調査対象 gooリサーチ「環境サブパネル」
※調査対象:20~50代男女1,144人
2. 調査方法 インターネットアンケート
3. 調査期間 2009/10/28~2009/10/29
4. 対象地域 全国

※「環境サブパネル」は、gooリサーチが環境に対する意識や行動で予め分類したモニター集団です。環境意識が高く行動も伴っている「環境行動派」、環境意識は高いが行動が伴っていない「環境傍観派」、環境意識は高くないが行動は行っている「行動が環境派」、環境意識が低く行動も行っていない「ノンエコ派」の4つのセグメントに分類されたユーザグループに対して、本調査を実施しました。

調査結果詳細

Q4. 実践したことがある身近なエコ活動のグラフ

Q5. 購入したことのある環境を配慮した商品のグラフ

Q6. 継続的に実践できる身近なエコ活動の条件のグラフ

Q7. 環境に貢献していると実感しているのグラフ

Q8. 現在行われているエコ活動を同じペースで続ければ、環境破壊を阻止することは可能だと思うのグラフ

Q9. 2, 3年前と比べ、環境に対する意識の変化のグラフ

Q10. 最近、環境を配慮した商品を購入しましたか。もしくは今後、購入予定はありますかのグラフ

Q11. 売上の一部が寄付されるものを購入しますかのグラフ

Q12. 環境に関する情報の取得方法、媒体のグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

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