携帯電話の利用に関する調査

携帯電話はその名の通り「携帯」する電話機のこと。では、ユーザーはいったいどのように携帯電話を携帯しているのだろうか。

インターネットコムとgooリサーチが行った「携帯電話の利用に関する調査」によると、約5割のユーザーがカバンの中や外側のポケットに携帯電話を入れ、携帯していることがわかった。

調査対象は、全国10代～60代以上のインターネットユーザー1,077人。男女比は男性53.39％、女性46.61％、年齢別は10代17.73％、20代18.66％、30代15.69％、40代17.18％、50代18.66％、60代以上12.07％。

まず、調査対象のうち携帯電話所有者1,012人に持ち歩く場所を尋ねてみたところ、「車・電車で買い物」913人（90.22％）、「旅行先」874人（86.36％）といった遠出する場合に携帯を持っていく事が多いようだ。

「学校や職場」に持っていくユーザーも781人（77.17％）と多いが、学生（337人）の8.90％（30人）、仕事をしている人（479人）の4.18％（20人）の学校や会社では携帯電話は「持ち込み不可」となっているようだ。

次に携帯電話の携帯方法を尋ねてみた。「カバンの中に入れる」45.65％（462人）、「カバンの外側のポケットに入れる」6.32％（64人）を合わせ、51.97％（526人）、半数以上のユーザーがカバンに入れて携帯電話を携帯していることがわかる。

このほか、「スカート・ズボンの右前ポケット」12.06％（122人）、「スカート・ズボンの左前ポケット」10.08％（102人）、「シャツ・上着の胸ポケット」9.58％（97人）など、ポケットに入れて携帯するユーザーが多いようだ。

これらの携帯方法で持ち歩いている際の破損経験と、携帯方法の関係を分析し、破損させやすい携帯方法を調べてみたところ、「スカート・ズボンの左後ろポケット」が最も壊しやすいことがわかった。

「スカート・ズボンの左後ろポケット」で携帯すると答えた25人のうち8人、32.00％が破損を経験している。次に多い「シャツ・上着の胸ポケット」（97人）でも19.59％（19人）なので、12ポイント以上確率が高いことになる。

逆に破損させにくい携帯方法は、「専用ケースに入れカバンに着ける」（10人）で、破損経験のあるユーザーは0人、破損させる確率は0.00％となる。

また、破損経験者109人の破損原因としては「取り出す際に落とした」57人（52.29％）、「しまう際に落とした」19人（17.43％）が多くなっている。

携帯電話を携帯する際は、スカートやズボンの左後ろポケットは避け、取り出しやしまう際には十分注意した方がよさそうだ。