gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2007/06/08 東京本社夕刊
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第42弾>
人と接する場合、どういった礼儀作法やマナーを実践?
~「マナー欠いた人多い」8割~
最近、人にぶつかっても謝らないなど、人と接するうえで礼儀やマナーに欠けた人が増えているようです。やはり他人が不快に思う行動は控えたいもの。
今回は10〜30歳代の礼儀とマナーの意識を探ってみました。
調査結果について
まず、今の日本社会は礼儀をわきまえていない人が多いかどうかを聞いたところ、「そう思う」は79%で「そうは思わない」13%を大きく引き離しました。年代別では「そう思う」は年代が上がるごとに増え、30歳代は実に86%。「衣食足りても礼節を知らぬ」社会を反映しているのでしょうか。
実際に見かけた、礼儀やマナーに欠けていると思う行動を自由に挙げてもらうと、「あいさつをしても返さない」「電車などで降りる人より先に乗り込む」など、他人を意に介さない行動が目立ちました。
■礼儀やマナーに欠けていると思う他人の行動
- ぬれた傘が他人に触れても平気な顔(10代男性)
- 電車の中で床に座って化粧をする(10代女性)
- 学校の部活の先輩に敬語ではなくため口を使う(10代女性)
- 満員電車でかばんを床に置く(10代女性)
- 狭い道なのに横何列にもなって歩く(20代女性)
- 言葉を掛け、席を譲っても礼の言葉がない(30代男性)
- 電話で名前を名乗らない(30代女性)
そこで、ふだん人と接する場合、実践している礼儀作法やマナーを頻度が多い順に三つだけ選んでもらうと、「あいさつ」(82%)が最も多く、「敬語などの言葉遣い」(51%)、「他人への気配りや思いやり」(39%)、「自分の不注意をわびる謙虚さ」(33%)などと続きました。また、「おじぎ」(男性28%、女性21%)と「自然な笑み」(男性9%、女性17%)では男女で差が開きました。
最近、雨の日に互いの傘を外側に向けてぬれないようにすれ違う「傘かしげ」など、江戸時代の庶民の公共マナー「江戸しぐさ」が現代にも通じるものとして注目されています。
そこで「江戸しぐさ」について知っているかを尋ねると、「言葉と意味を知らない」63%、「言葉を知っているが意味は知らない」20%なのに対して、「言葉と意味を知っている」は17%にとどまりました。
先人の知恵も生かしながら、気持ちの良い社会生活を送れるように心掛けたいものです。(ケンシロウ)
◆調査方法
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で5月25〜28日に実施、全国の10〜30歳代の男女550人が回答。男女比は1:1。職業別の内訳は学生35%、正社員26%、専業主婦・主夫10%などでした。
<調査概要>
- 実施期間: 2007/05/25~2007/05/28
- 有効回答数: 550
(※)集計結果は「第6回[トピQ・ネット調査]<ゲーム機>」と合同となります。
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