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「ソーシャルネットワーキングサービス利用実態」調査結果

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SNS利用者は約3割、PC・携帯電話両方から利用可能なSNS登録者は約半数

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報道発表資料 平成19年4月16日

gooリサーチ結果 (No.150)

「ソーシャルネットワーキングサービス利用実態」調査結果

~SNS利用者は約3割、PC・携帯電話両方から利用可能なSNS登録者は約半数~

インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「ソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)の利用実態」に関する調査を実施しました。

有効回答者数2,186名のうち、SNS利用者は約3割を占めており、利用者の約半数がPC、携帯電話の両方から参加可能なSNSに登録しています。また、携帯電話からのみ利用可能なSNS利用者は8.4%と1割未満に留まりましたが、現在PCからのみ利用可能なSNS利用者の携帯電話での今後の利用意向者は約2割を占めております。今後、提供事業者側は、場所、時間を選ばない携帯電話の強みを活かし、SNSサイト全体の機能拡充を図ることで、シームレスかつ高機能なSNSが利用できる環境が求められていることがうかがえます。

総括

有効回答者2,186名のうちSNS利用者は約3割と、3人に1人が利用しており、利用者の約6割が週4日以上アクセスし、利用頻度が比較的高いことが分かりました。利用頻度は半年前と比較し、4割以上が変化はないと回答している一方で、3割以上が増加しており、全体的に利用頻度が高まっていることが分かります。また、SNS利用者の約半数がPC、携帯電話両方から参加可能なSNSに登録しており、また、PC限定のSNS利用者における、携帯電話から参加可能なSNSの利用意向も見て取れることから、シームレスかつ高機能なSNS利用環境の充実がユーザ側より期待されていることが見て取れます。

調査結果のポイント

(1) SNS利用者は約3割を占め、約6割が週4日以上利用、利用頻度はやや増加傾向にあり。

SNS利用者は全体の約3割を占めており、週4日〜5日利用する人が14.6%、ほぼ毎日利用する人が45.9%と両者あわせて約6割が週4日以上利用し、比較的高いアクセス頻度を示す結果となった。また、半年前と比較して利用頻度の変化について尋ねたところ、減ったと回答した人が25.6%、あまり変わらなかったと回答した人が42.7%、増えたと回答した人が31.8%を占めており、全体的に利用頻度がやや増加傾向にあることを示す結果となった。

(2) SNSサイト利用者の約半数が訪問目的として日記を書くことを挙げ、過半数が機能に満足を示す一方で、サイトへのより細かいアクセス制御や高度な機能のニーズも見て取れる。

SNS利用者の約半数が利用目的として、日記を書くことが上位に挙げられた。また、過半数がサイトの機能に満足しており、満足している主な機能として「コミュニティに参加できる(61.6%)」が最も多く、次いで「日記を公開できる(57.1%)」と続く。さらに今後、SNSサイトに求められる機能として、「家族、友人、同僚等もっときめ細かいアクセス制御ができる機能(33.7%)」、「会員登録時に本人確認を実施する信頼できるSNS(21.1%)」など、セキュリティやより細かなアクセス制御機能、「文章だけでなく、音声や映像での投稿ができる機能(22.1%)」など、日記等の作成に利用可能なより高度な機能がニーズとして挙げられた。

(3) 携帯電話から参加可能なSNSの利用意向は、PC限定のSNS利用者の約2割を占める。

PCからのみSNSを利用している人に、携帯電話から参加できるSNSに対する今後の利用意向について尋ねたところ、約2割が利用意向を示した。利用したい最大の理由として、場所時間を選ばないからとする意見が最も多く、どこでも手軽に利用できる利便性への期待がうかがえる結果となった。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントの高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(6.4万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(4.1万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、134万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH19年4月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail) research@goo.ne.jp
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 Eリサーチグループ
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523、(E-mail) e-res@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所 経営企画部広報グループ
(Tel) 03-3277-0003、(Fax) 03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査概要

1. 調査対象 「gooリサーチ」登録モニター
2. 調査方法 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成18年12月26日(火)〜平成18年12月29日(金)
4. 有効回答者数 2,186名
5. 回答者の属性 【性別】
男性52.6%、女性47.4%

【年齢層】
19歳以下17.3%、20歳代19.9%、30歳代17.9%、40歳代17.5%、50歳代20.1%、60歳代5.8%、70歳以上1.5%

調査結果データ

1. SNSの利用状況

(1) SNS利用者は約3割、利用者の約6割が週4日以上利用

SNS利用者は約3割を占めており、利用頻度は「ほぼ毎日(45.9%)」、「週4〜5日(14.6%)」を合わせると、6割以上が週4日以上利用していることが分かる。【図1-1】【図1-2】

【図1-1】 SNS利用状況(n=2,186)

SNS利用状況のグラフ

【図1-2】 SNS利用頻度(n=630)

SNS利用頻度のグラフ

(2) SNSを利用する際の端末はPCが9割以上、携帯電話利用が1割未満。

SNSを利用する際の端末でもっとも多いのはPCが91.6%、次いで携帯電話が8.4%と続く。利用頻度は半年前と比較して、増えたとする回答者が3割以上を占めている。【図2-1】【図2-2】

【図2-1】 SNSを利用する際の主な端末(n=630)

SNSを利用する際の主な端末のグラフ

【図2-2】 6ヶ月前と比較したSNSの利用頻度の変化(n=630)

6ヶ月前と比較したSNSの利用頻度の変化のグラフ

2. SNSの利用目的及び満足度

(1) SNS利用目的として約半数が日記を書くことを挙げる。

SNSを訪れる目的について、「個人の日記を書く(48.3%)」が最も多く、次いで、「コミュニティの掲示板に書き込みをする(17.3%)」が続く。【図3】

【図3】 SNSコミュニティを利用する目的 (n=630)

SNSコミュニティを利用する目的のグラフ

(2) SNSサイトの機能に満足している利用者は約半数を占める。

現在のSNSサイトの機能に対する評価を尋ねたところ、「大いに満足している(5.7%)」、「満足している(46.8%)」を合わせて過半数が満足していることが分かった。満足している機能として、「コミュニティに参加できる(61.6%)」、「日記を公開できる(57.1%)」、「SNSを経由して友人を拡大できる(52.3%)」などが上位に挙げられている。一方、SNSサイトに対する不満として、「日記、コメント等記入しなければならないという気持ちになる(44.7%)」、「自分の名前や写真などをいろいろな人に見られる(26.3%)」、「サイト内で日記、写真等の掲載場所、要領の自由度が小さい(18.4%)」、「広告まがいのものが混ざっている(15.8%)」が指摘されている。【図4-1】【図4-2】【図4-3】

【図4-1】 SNSサイト機能に対する満足度 (n=630)

SNSサイト機能に対する満足度のグラフ

【図4-2】 SNSサイトの満足している機能(n=331)

SNSサイトの満足している機能のグラフ

【図4-3】 SNSサイトの不満な点(n=38)

SNSサイトの不満な点のグラフ

(3) SNSへ今後求められる機能は、よりきめ細かなアクセス制御機能、より便利で高度な機能

SNSに今後求められる機能として、「家族、友人、同僚等もっときめ細かいアクセス制御ができる機能(33.7%)」、「文章だけでなく、音声や映像での投稿ができる機能(22.1%)」、「会員登録時に本人確認を実施する信頼できるSNS(21.1%)」が挙げられた。【図5】

【図5】 今後求められるSNSサイトの機能(n=630)

今後求められるSNSサイトの機能のグラフ

3. 携帯電話から参加可能なSNS登録状況と今後の利用意向

(1) 携帯電話SNSへの登録状況は利用者全体の半数を占める。

SNS利用者のうち、PC、携帯電話両方から利用できるSNSサイト登録者が49.2%と約半数を占めており、携帯電話からのみ利用可能なSNSサイトについては2.5%に留まった。また、年齢別に見ると10代、20代の6割前後がPC、携帯電話両方から利用可能なSNSサイトへ登録しており、他の年齢層と比較して相対的に高い傾向にある。【図6】

【図6】 携帯電話から参加可能なSNS登録状況(n=630)

携帯電話から参加可能なSNS登録状況のグラフ

(2) PCからのみSNSを利用している人の携帯電話によるSNS利用意向は約2割。主な理由として、場所、時間を選ばないが約8割。

現在PCからのみSNSを利用している人において、PC、携帯両方から参加可能なSNSの利用意向者は17.1%、携帯電話からのみ利用可能なSNSサイトの利用意向者は3.0%で、合わせて約2割が、携帯電話によるSNSサイトの利用意向を示す結果となった。また、利用したい主な理由として、場所、時間を選ばないが約8割と大多数を占める。【図7-1】【図7-2】

【図7-1】 PCからのみ利用可能なSNS利用者の携帯電話によるSNSの利用意向 (n=304)

PCからのみ利用可能なSNS利用者の携帯電話によるSNSの利用意向のグラフ

【図7-2】 PCからのみ利用可能なSNS利用者が携帯電話からSNSを利用したい理由 (n=61)

PCからのみ利用可能なSNS利用者が携帯電話からSNSを利用したい理由のグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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