gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2006年7月24日 消費事情ランキング
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第17弾>
今年の夏のお金の使い道に関するアンケート
~夏にお金どう使う?...好況でも堅実に~
小中高校の多くが夏休みに入り、レジャーやショッピングなどの夏の計画を実行に移す時期に来ている。消費者の今年の「夏の予算」はどうなっているのだろう。読売新聞社とNTTレゾナントが共同で実施した消費者モニター調査によると、生活費以外に使う金額は「前年並み」と見込む回答が約半数だった。息の長い景気回復の最中でも、消費者の夏の過ごし方は意外に堅実のようだ。
調査結果について
■7割が「10万円未満」
レジャーやショッピングなど、生活費以外に予定している支出額は、最も多い回答が「5万円以上〜10万円未満」(24.0%)で、「3万円以上〜5万円未満」(18.6%)、「3万円未満」(17.5%)、「10万円以上〜20万円未満」(15.3%)と続いた。
1割は生活費以外に「使う予定がない」と回答し、これを含めると「10万円未満」が全体の7割を占める結果になった。
昨夏との比較では、約半数の47.9%が「変わらない」と答えた。「増えそう」と「減りそう」はほぼ同数だった。
日本経団連の集計では、大企業の今夏のボーナス妥結額は3年連続で過去最高を更新したが、この夏に関しては、消費者の財布のヒモは緩くはなさそうだ。
■「旅行」がトップ
夏の予算の使い道(複数回答)は、トップが「旅行」(54.6%)で、「衣類・ファッション」(22.1%)「グルメ」(21.7%)だった。「帰省」(21.1%)、「預貯金」「電化製品」(各約15%)などがこれに続いた。
「旅行」と回答した人に、旅行先(複数回答)を尋ねたところ、「国内の観光地やテーマパーク」(55.2%)が最も多く、2位は「温泉」(39.0%)だった。40〜50歳代の4割超、60歳以上の7割が温泉旅行を計画していた。
海外旅行を計画しているのは15.0%で、東南アジア、ヨーロッパが各約3%、北米、韓国、オセアニアが各約2%の順だった。JTBによると、今年の夏休みの総旅行消費額は3兆2560億円と、景気回復を反映して、比較可能な2000年以降で最高が見込まれている。
男女別では、女性は「衣類・ファッション」が3割近くを占め、男性では「電化製品」(16.8%)が3位に入ったのが目立つ。
■薄型テレビが人気
電化製品を購入すると答えた人に商品を尋ねたところ、薄型テレビ(20.1%)が一番人気だった。特に男性の4人に1人は薄型テレビを検討していた。
購入予定のサイズは「30インチ以上〜40インチ未満」が51.7%を占めた。実際、店頭でも液晶テレビが32インチ、プラズマテレビは37インチが売れ筋商品だ。メーカー側は40インチ台など大型機種の販売に力を入れているが、「30インチ未満」(27.6%)の人気も根強い。
DVDレコーダー(19.4%)も薄型テレビに匹敵しており、セットで購入を考える人も多いようだ。20〜40歳代ではデジタル携帯音楽プレーヤー(19.1%)が人気を集めている。
調査方法
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、7月13〜15日に実施した。全国の20歳以上の1086人が回答し、男女比は男性43.8%、女性56.2%。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/07/13~2006/07/15
- 有効回答数: 1,086
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。