
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
この「モバイルリサーチ with goo」では、gooリサーチとjapan.internet.comが共同で、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを定期的に行い、その結果を発表している。
前回は「モバイル検索」について調査し、検索ページの利用率は7割弱という結果が得られた。今回のテーマは前回と同じく「モバイル検索」とし、実際に使用されている検索サービスなど、より詳細な調査を行った。
■ 3割のユーザーがネットを「よく閲覧する」
まず、携帯電話によるインターネットの利用動向に関して質問を行った。すべての回答者に対して、「あなたは普段、携帯電話からインターネットを閲覧しますか」とたずねたところ、32%(348人)が「よく閲覧する」と回答している。
「たまに閲覧する」という回答は45.98%(498人)で、「よく閲覧する」との合計は78.11%となる。8割近くのユーザーが、日常的に携帯電話でWebサイトを閲覧しているといえる結果だ。
■ モバイル検索でも「Yahoo!」が人気
パソコンの検索サイトでは、Yahoo!とGoogleが2強。Yahoo!はモバイル検索でも人気が高いようだ。回答者全員に対して、「利用したことがある検索サイトを教えてください」との質問を行ったところ、「Yahoo!」がトップで65.5%(676人)という結果となった。
検索サービスは、携帯電話会社がEZwebやiモードのメニューに設置しているものも存在するが、「メニューにある検索サイト」を選んだ回答者は35%(371人)と、Yahoo!の半数程度にとどまった。なお、Googleはそれに次ぐ3位で26.94%(278人)。
■ 検索サイトのバナーや広告のクリック率は?
モバイル検索サイトの広告効果に関しても調査を行った。携帯電話会社のもの以外の検索サイト利用経験者755人に「検索サイトにあるバナーやPR広告をクリックしたことがありますか」との質問には43.58%(329人)が「ある」と回答している。4割強が広告をクリックした経験があるという結果となった。
今回のモバイル検索調査では、モバイル検索においても、Yahoo!の人気が高いことがわかった。
ソフトバンク=ボーダフォンは、ヤフーとの連携を発表している。MNP以降にはこの連携が大きな力となり、携帯電話会社の勢力図は大きく変わるかもしれない。
しかし、GoogleとKDDIが提携し、NTTドコモはgoo、Googleなど数社と連携、5つ程度の検索エンジンを搭載した強力な検索サービスを2006年10月に開始するとしている。
8割もの利用経験者だけではなく、利用経験のないユーザーも巻き込むであろう、携帯電話会社によるモバイル検索戦争は、この10月にヒートアップするはずだ。
調査は、日本全国に住む10代~50代以上の男女合わせて1,083人を対象に実施。男女比率は、男性43.40%、女性56.60%。年齢層分布は、10代3.51%、20代34.16%、30代40.16%、40代18.47%、50代以上3.70%。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/07/03~2006/07/05
- 有効回答数: 1,083
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。