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第25回携帯電話買い替えニーズ調査

携帯電話買い替えニーズ定期リサーチ(25):ワンセグ受信機能欲しい55%

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

インターネットコム株式会社とgooリサーチが行った調査によると、携帯電話の機種を買い替えたいというユーザーは減少している。また今回は、地上デジタルテレビ放送のワンセグに対する興味も調査した。なお、この調査は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はその第25回目にあたる。

調査対象は、全国の10代から50代以上のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性:44.2%、女性:55.8%。年齢層分布は、10代:2.50%、20代:26.40%、30代:40.10%、40代:20.50%、50代以上:10.50%。

前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー:56.00%、au(KDDI)ユーザー:24.50%、ボーダフォンユーザー:16.50%、ツーカーユーザー:3.00%の割合で調査を行った。

携帯電話を買い替える際に重視される機能は、前回に引き続き「ディスプレイのきれいさ・大きさ」で93.8%(938人)。前回の調査よりも重視するユーザーが増加している。QVGA液晶が標準的になっており、それに満たない性能のディスプレイでは満足できなくなっているのだろう。

高解像度の液晶でも画面サイズが小さかったり、文字フォントが読みにくい場合などには、より液晶画面への改善要求は高まる。また、ボーダフォンからVGA液晶を搭載した「Vodafone 904SH」が発売されており、さらなる高解像度液晶への欲求が高まっているのかもしれない。

W33SA、W41H、P901iTV、Vodafone 905SHといったモデルが対応する地上デジタルテレビ放送「ワンセグ」の機能に関して、携帯電話買い替えの際に欲しいと思うかどうか質問したところ、55.90%(559人)が「欲しい」と答えている。これまでのテレビ機能とは異なり、移動中でも美しい映像が楽しめるワンセグは、多くのユーザーの興味をひいているようだ。

今後3か月以内の携帯電話の機種変更意向は、前回より4.40ポイント減って36.20%(362人)だった。前回の調査では、春の新モデルが発表された後だっただけに機種変更したいと考えるユーザーが増加していたが、今回の調査を行った時期は新機種の発表がなかったためか、機種変更に対する意欲は若干低下している。

NTTドコモから新機種の発表があり、auの新機種もJATEを通過している。ボーダフォンは、孫新社長ならではの新機種戦略を打ち出してくるに違いない。これから夏モデルの発表が続くにしたがって、機種変更への意欲はまた高まることが予想される。

今後3か月以内の携帯電話会社の変更意向は前回より3.70ポイント減って6.00%という結果だった。変更したい理由は、「通話料金が安い」と「パケット通信料金が安い」がトップで同率の35.00%(21人)、「使いたいサービスや機能が提供されている」の30.00%(18人)、「使いたい端末が提供されている」「割引率が大きい」「サービスエリアが広い」の3つが同率の25.00%(15人)と続いた。

「使いたい端末が提供されている」が前回より減少していることは、やはり新機種の情報がないからだろう。魅力的な新機種がそろったときには、機種変更の意向も、携帯電話会社の変更意向も高まる傾向があるようだ。

また、会社変更意向がなかった940人に、番号ポータビリティ制度が導入された場合、会社変更をしたいか尋ねたところ「変更したい」との回答は、前回より2.18ポイント減少して26.17%だった。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/04/24~2006/04/28
  • 有効回答数: 1,000

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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