第21回：携帯電話買い替えニーズ調査

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はその21回目となる。

調査対象は、全国の10代から50代以上のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：39.80％、女性：60.20％。年齢層分布は、10代：2.30％、20代：26.00％、30代：40.60％、40代：22.20％、50代以上：8.90％。

前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTT ドコモユーザー：56.00％、au（KDDI）ユーザー：23.30％、ボーダフォンユーザー：16.80％、ツーカーユーザー：3.90％の割合で調査を行った。

調査結果について

■利用したい機能、「カメラ機能」だけが7割超

携帯電話を買い替える際「かなり重視する」「重視する」が最も多かったのは、「ディスプレイのきれいさ・大きさ」で前回より若干増えて94.30％。その他「デザインのよさ」91.80％、「パケット料金割引の大きさ」81.70％と続き、前回と順位の変動は見られなかった。

各機能の利用意向を聞いたところ、トップは「メガピクセルのカメラ機能」で前回より1.50ポイント減り75.20％。次いで「音楽が聴ける機能」が1.00ポイント減り64.90％、「バーコードリーダー機能」と今回より新たに加わった項目「フルブラウザ機能」が同率で57.90％だった。また、「フルブラウザ機能」と共に新たに加わった項目「タイムリーな情報が自動受信できる機能」は47.60％という結果を得た。

■携帯電話の機種変更意向、ついに4割台へ

今後3か月以内の携帯電話の機種変更意向は、前回より2.40ポイント増えて42.00％（420人）だった。

また、今後3か月以内の携帯電話会社の変更意向も前回より2.10ポイント増えて8.20％という結果だった。これを年齢別で見てみると、会社変更意向が最も多かったのは「30代」で9.85％。その他「20代」8.85％、「40代」5.86％が続いた。

会社変更意向がある82人の会社変更理由は（複数選択可）、「通話料金が安い」が最も多く36.59％（30人）だった。

ちなみに、会社変更意向がなかった918人に、番号ポータビリティ制度が導入された場合、会社変更をしたいか尋ねたところ「変更したい」と答えた人は、前回より4.55ポイント多く31.81％だった。

■有料ゲームサイト、利用者が増え約11％

過去1か月以内に着メロ（着うたを含む）の有料ダウンロードサイトを「利用した」人は、前回より1.20ポイント減り25.70％（257人）。着メロのダウンロードに支払った金額は、1か月あたり平均504.09円となった。

同様に、過去1か月以内に有料の携帯向けゲームサイトを「利用した」人は、前回より1.30ポイント増え10.80％（108人）。携帯向けゲームのダウンロードで支払った金額は、1か月あたり平均479.63円という結果。

最もよく利用する携帯用ゲームは「パズルゲーム」36.11％、「RPG」18.52％、「テーブルゲーム」13.89％の順で続いた。

■携帯向けショッピングサイト、購入商品は「衣類」がトップ

過去1か月以内に携帯向けチケット予約サービスサイトを利用した人は、前回同様に2.10％（21人）。

サンプル数が少ないため参考値となるが、利用する携帯向けチケット予約サービスは（複数選択可）、「電子チケットぴあ」がトップで38.10％（8人）だった。

また、過去1か月以内に携帯向けショッピングサイトを利用した人は、前回より2.70ポイント増えて8.70％（87人）。

過去1か月以内に携帯向けショッピングサイトで支払った金額は、1か月あたり平均8,683.28円。また購入した商品は（複数選択可）、「衣類・ファッション」24.14％（21人）、「書籍」21.84％（19人）、「日用雑貨」と「ゲームソフト」が同率で10.34％（9人）という結果だった。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「Blog に関する調査」の第21回目をレポートする。（調査協力：japan.internet.com）