第19回：携帯電話買い替えニーズ調査

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はその第19回目にあたる。

調査対象は、全国の10代から50代以上のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：40.6％、女性：59.4％。年齢層分布は、10代：3.9％、20代：24.9％、30代：40.4％、40代：22.3％、50代以上：8.5％。

前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー：56.1％、au（KDDI）ユーザー：22.9％、ボーダフォンユーザー：17.0％、ツーカーユーザー：4.0％の割合で調査を行った。

調査結果について

■各機能の利用意向、順位変わらず「カメラ機能」がトップ

携帯電話を買い換える際「かなり重視する」「重視する」が最も多かったのは、「ディスプレイのきれいさ・大きさ」で前回より1.7ポイント増えて93.8％。その他「デザインのよさ」が91.1％、「パケット料金割引の大きさ」が79.6％と続き、前回と順位の変動は見られなかった。

各機能の利用意向を尋ねたところ、「メガピクセルのカメラ機能」がトップで1.3ポイント増の75.5％。次いで「音楽が聴ける機能」64.9％、「バーコードリーダー機能」58.5％という結果を得た。

■番号ポータビリティ導入後、3割以上が「会社変更したい」

今後3か月以内に携帯電話の機種を「買い替えたい」と答えた人は、前回より若干減り37.7％だった。

また、今後3か月以内に携帯電話会社を「変更したい」と答えた人は、0.7ポイント増え6.7％だった。

一方、今後3か月以内に会社変更しない933人に、番号ポータビリティ制度が導入された場合の会社変更意向を尋ねたところ、前回より1.7ポイント増えて34.2％だった。これを年代別で見てみると、「20代」が最も多く39.9％。次いで「30代」38.2％、「40代」30.1％。最も少なかったのは「10代」で8.1％だった。

■有料着メロサイトとゲームサイト、利用者が共に増加

過去1か月以内に着メロ（着うた含む）の有料ダウンロードサイトを「利用した」人は、前回より4.3ポイント増えて29.6％となり、ユーザーが約3割に達した。また、過去1か月以内に着メロの有料ダウンロードサイトに支払った金額は455.3円という結果。

同様に、過去1か月以内に携帯電話用ゲームの有料ダウンロードサイトを「利用した」人も、1.9ポイント増えて10.5％だった。

ちなみに、最もよく利用するゲームは「パズルゲーム」26.7％、「RPG」21.9％、「カードゲーム」14.3％と続いた。

■携帯向けショッピングサイト利用者、依然1割未満

過去1か月以内に携帯電話向けチケット予約サービスサイトを利用した人は、前回より若干減り3.1％。サンプル数が少ないため参考値となるが、利用した予約サービスサイト（複数選択可）は、「電子チケットぴあ」が25.8％（8人）でトップ。次いで「ローソンチケット」22.6％（7人）、「e＋」16.1％（5人）となった。

同様に、過去1か月以内に携帯電話向けショッピングサイトを利用した人も1.6ポイント減り6.1％だった。こちらも参考値となるが、購入した商品（複数選択可）で最も多かったのは「CD・DVD・ビデオ」で23.0％（14人）だった。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「Blog に関する調査」の第19回目をレポートする。（調査協力：japan.internet.com）