第14回：携帯電話買い替えニーズ調査

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はその第14回目にあたる。

調査対象は、全国の10代から50代のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：44.3％、女性：55.7％。年齢層分布は、10代以下：3.3％、20代：26.2％、30代：40.4％、40代：21.5％、50代以上：8.6％。

前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー：56.2％、au（KDDI）ユーザー：21.8％、ボーダフォンユーザー：17.8％、ツーカーユーザー：4.2％の割合で調査を行った。

調査結果について

■ディスプレイやデザインなど、見た目の良さを重視―約9割

携帯電話を買い換える際に「かなり重視する」「重視する」が最も多かったのは、前回と変わらず「ディスプレイのきれいさ・大きさ」で92.7％。その他「デザインのよさ」90.1％、「パケット料金割引の大きさ」77.5％と続いた。

機能の利用意向が最多だったのは「メガピクセルのカメラ機能」で前回より1ポイント増の75.2％。次いで「音楽が聴ける機能」が3.9ポイント増で66.3％、「ナビゲーション機能」は1.6ポイント増で59.8％と、順位の変動はなかった。

■会社変更意向は「20代」がトップ

今後3か月以内の携帯電話の機種変更意向は、前回より2.1ポイント減で「買い換えたい」が39.0％。

また、今後3か月以内の携帯電話会社の変更意向は、前回と変わらず7.0％だった。

これらの結果を年代別で見ると、携帯電話の機種を「買い替えたい」と答えたのが最多だったのは「19歳以下」で57.6％。

同様に、携帯電話会社を「変更したい」と答えたのが最多だったのは「20代」で8.4％だった。

■番号ポータビリティ制度導入後、「変更したい」は約3割

携帯電話会社を「変更したい」人70人の変更理由は（複数選択可）、「使いたいサービスや機能が提供されている」41.4％（29人）、「通話料金が安い」37.1％（26人）、「パケット通信料金が安い」と「使いたい端末がラインナップされている」は同率で30.0％（21人）。端末のデザインや利用料金よりも、サービスや機能の方が変更理由として多く挙がった。

なお、携帯電話会社を「変更したくない」人930人に、番号ポータビリティ制度が導入された場合の会社変更意向を聞いたところ、「変更したい」は1.1ポイント減の31.6％だった。

■有料着メロ・有料ゲーム、平均支払い金額はそれぞれ約450円

過去1か月以内に有料で着信メロディをダウンロードした人は、前回より3.2ポイント増で30.0％、1か月の着信メロディ有料ダウンロードに支払った金額は平均457.8円だった。

同様に過去1か月以内に、有料で携帯用ゲームをダウンロードした人は、前回より若干減で8.3％。1か月のゲーム有料ダウンロードに支払った金額は462.7円。

最もよく利用する携帯用ゲームは、引き続き「パズルゲーム」がトップで36.1％だった。

■携帯から購入したのは「CD・DVD・ビデオ」がトップ

過去1か月以内に携帯向けチケット予約サービスサイトを利用した人は、前回より若干減で2.3％。

サンプル数が少なく参考値となるが、利用した携帯用チケット予約サイト（複数選択可）は、「電子チケットぴあ」と「ローソンチケット」が同率（39.1％、9人）でトップ。

過去1か月以内に携帯用ショッピングサイトを利用した人は、前回より若干増で6.8％。

購入した商品（複数選択可）のトップは、「CD・DVD・ビデオ」で26.5％（18人）。次いで「書籍」25.0％（17人）、「衣類・ファッション」20.6％（14人）だった。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「Blogに関する調査」の第14回目をレポートする。（調査協力：japan.internet.com）