第12回：携帯電話買い替えニーズ調査

この「アンカーリサーチ with goo」では、goo リサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は2004年4月より定期的にレポートしており、今回はその第12回目にあたる。

調査対象は、全国の10代から50代のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：45.4％、女性：54.6％。年齢層分布は、10代以下：2.8％、20代：25.7％、30代：41.1％、40代：21.9％、50代以上：8.5％。

前回ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー：56.1％、au（KDDI）ユーザー：21.8％、ボーダフォンユーザー：17.9％、ツーカーユーザー：4.2％の割合で調査を行った。

調査結果について

■「ディスプレイのきれいさや大きさ」を重視、90％強

携帯電話を買い替える際に「かなり重視する」「重視する」が最も多かったのは「ディスプレイのきれいさ・大きさ」で93.7％。次いで「デザインのよさ」91.4％、「パケット料金割引の大きさ」74.7％だった。料金よりも、見た目のきれいさや良さが重視されているようだ。

機能の利用意向でトップだったのは、「メガピクセルのカメラ機能（72.4％）」。その他「音楽が聴ける機能（64.0％）」、「ナビゲーション機能（59.5％）」と続いた。

■機種変更したい―各年代につき約4割〜3割

今後3か月以内に携帯電話の機種変更について「買い換えたい」は前回より1.2ポイント減少して38.7％。

買い換えたいと回答した人を年代別に見ると、10代以下42.9％、20代44.8％、30代38.7％、40代34.7％、50代以上29.4％と、各年代の約4割〜3割の人が機種変更を考えている。

同様に今後3か月以内の携帯電話会社の変更意向も、前回より若干減少し「変更したい」6.4％に留まった。

■番号ポータビリティが導入されても「変更したくない」約70％

携帯電話会社を変更したいと答えた64人に、その理由を聞いたところ（複数選択可）、「使いたいサービスや機能が提供されている」45.3％（29人）、「通話料金が安い」37.5％（24人）、「使いたい端末がラインナップされている」31.3％（20人）という結果だった。

また、携帯電話会社を変更したくない936人に番号ポータビリティ制度が導入された場合、会社変更をしたいか尋ねてみると「変更したい」は5.2ポイント減少して30.5％、「変更したくない」は69.6％だった。番号ポータビリティが導入されても、現在利用中の会社の端末を利用したい、という傾向が強いようだ。

■着メロユーザー、ゲームユーザー、ともに若干減少

過去1か月以内の着信メロディの有料ダウンロードユーザーは0.7ポイント減少して28.5％。着信メロディの有料ダウンロードに支払った金額は、1か月あたり平均422.5円。

同様に過去1か月以内に携帯電話用ゲームの有料ダウンロードユーザーは0.6ポイント増加して9.5％。有料ダウンロードに支払った金額は、1か月あたり平均518.2円、またダウンロードしたゲームの種類は平均3.8種類。

最もよく利用するゲームは依然として「パズルゲーム」がトップで39.0％だった。

■携帯向けショッピングサイト、ユーザーが1.9ポイント増加

過去1か月以内の携帯電話向けチケット予約サービスサイトユーザーは、前回より1.4ポイント増加して3.8％。

サンプル数が少なく参考値となるが、利用するチケット予約サービス（複数選択可）は「電子チケットぴあ」が最多で42.1％（16人）。支払い金額の1か月あたりの平均は1万2,297.4円で、前回より約400円増えている。

同様に、過去1か月以内の携帯電話向けショッピングサイトのユーザーを調べたところ、前回より1.9ポイント増加して6.8％。

同様にこちらも参考値となるが、支払い金額の1か月あたりの平均は8,014.7円。購入した商品（複数選択可）のトップは「コスメ・ダイエット商品」で14.7％（10人）だった。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「Blogに関する調査」の第12回目をレポートする。（調査協力：japan.internet.com）