第5回：携帯電話買い替えニーズ調査

この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。

今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は4月より定期的にレポートしており、今回はその第5回目にあたる。今回より、若干設問数、設問内容をを変更して調査を行った。

調査対象は、全国の10代から50代のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：45.5％、女性：54.5％。年齢層分布は、10代：1.7％、20代：27.1％、30代：40.8％、40代：22.9％、50代：7.5％。

前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー：56.0％、au（KDDI）ユーザー：21.3％、ボーダフォンユーザー：18.4％、ツーカーユーザー：4.3％の割合で調査を行った。

調査結果について

■開発メーカーを重視する―61％

携帯電話を買い替えるときに最も重視する点を聞いたところ、「かなり重視する」と「重視する」の合計が最も多かったのは「ディスプレイのきれいさ・大きさ」がトップで92.8％。次いで「デザインのよさ」90.6％、「パケット料金割引の大きさ」78.2％と続き、前回の調査と順位に変動がなかった。

また、今回より買い替えの際の重視する点の項目に「携帯電話端末の開発メーカー」を入れたところ、「かなり重視する」20.9％、「重視する」40.1％、「重視しない」39.0％という結果だった。このことから、全体の61.0％の人が開発メーカーを重視していることが分かった。

■女性より男性の方が Felica 機能に興味あり？

携帯電話に欲しい機能で最多だったのは「メガピクセルのカメラ機能」で72.4％。前回より1.3ポイント増えた。次いで「ナビゲーション機能（行き先を案内してくれる）」62.0％、「音楽が聴ける機能」（今回より新たに加わった設問）は60.3％だった。

今回より新しく加わった設問に注目してみると、ポスターや広告に記載されたバーコードを携帯電話で読み取り該当サイトへアクセスする「バーコードリーダー機能」が「欲しい」46.4％、「欲しくない」53.6％。

「Felica対応機能」が「欲しい」34.2％、「欲しくない」65.8％だった。Felica対応機能について男女別に見てみると、男性で「欲しい」41.1％、「欲しくない」58.9％。女性で「欲しい」28.4％、「欲しくない」71.6％。男女間で「欲しい」と回答した人の差が12.7ポイントあった。

■携帯電話の機種変更をしたい人が6.8ポイント増加

今後3か月以内の携帯電話の買い替え意向は「買い替えたい」が前回より6.8ポイント増加して38.8％、「買い替えたくない」が61.2％。

今後3か月以内に携帯電話会社の変更について「変更したい」が前回より2.6ポイント増えて6.3％、「変更したくない」93.7％だった。

携帯電話会社を変更したいと答えた人63人に、変更後に利用したい携帯電話会社を聞いたところ（複数回答可）、「au（KDDI）」61.9％（39人）、「NTTドコモ」30.2％（19人）、「ボーダフォン」23.8％（15人）、「ツーカー」3.2％（2人）という順だった。

■携帯電話会社は通話料の安さで判断

携帯電話会社を変更したい理由（複数選択可）で最も多かったのは、「通話料金が安い」42.9％（27人）。次いで「パケット通信料が安い」と「使いたいサービスや機能が提供されている」が同率で39.7％（25人）と続いた。

携帯電話会社を変更したくないと答えた937人に番号ポータビリティ制度が導入された場合、携帯電話会社を変更したいか訪ねたところ「変更したい」33.5％、「変更したくない」66.5％という結果だった。この結果を年代別に見てみると、最も「変更したい」と答えた人が多かったのは「20代」（40.7％）。次いで「30代」（34.9％）、「50代」（27.5％）だった。

■着メロとゲームの有料DL、若干減少

過去1か月以内の着メロの有料ダウンロードサイトについて、「利用した」25.1％（前回：26.0％）、「利用しなかった」74.9％（74.0％）。前回より若干利用した人が減ったが、過去1か月以内に着メロの有料ダウンロードで支払った金額の平均は385円と、前回より68円増えていた。

同様に、過去1か月の携帯電話用ゲームの有料ダウンロード利用は、「利用した」7.9％（前回：8.4％）、「利用しなかった」92.1％（前回：91.6％）。過去1か月以内に携帯ゲームの有料ダウンロードで支払った金額の平均は前回より2.4円増えて382.1円。また、ダウンロードした有料ゲームは平均2.5種類だった。

■チケット予約は、依然ぴあがトップ

過去1か月以内に携帯電話のチケット予約サービスサイトを「利用した」人は前回より1.5ポイント増えて3.2％、「利用しなかった」人は96.8％だった。

利用した人に利用したチケット予約サービスを聞いたところ（複数回答可）、「電子チケットぴあ」がトップで28.1％。次いで「ローソンチケット」18.8％、「e＋」12.5％だった。チケット予約サービスで支払った金額の1か月平均は1万1,693.1円と、前回より約1,200円減ったものの依然として平均額は1万円以上だった。

■携帯ショッピングの利用者は4.6％

1か月以内に携帯電話でショッピングサイトを「利用した」人は4.6％（前回：3.6％）、「利用しなかった」人は95.4％（前回：96.4％）。

支払った金額の1か月平均は1万2,404円だった。購入した商品は（複数回答可）、「CD・DVD・ビデオ」（19.6％）、「書籍」（13.0％）、「衣類・ファッション」（10.9％）という結果だった。

次回のアンカーリサーチ with goo では、「 Blogに関する調査」の第5回目をレポートする。（調査協力：japan.internet.com）