gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
gooリサーチとjapan.internet.comによる共同企画調査<アンカーリサーチ with goo (13)>
第4回:携帯電話買い替えニーズ調査
~機種変更をしたい―32%~
この「アンカーリサーチ with goo」では、gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を発表していく。
今回は「携帯電話の買い替えニーズ調査」の結果をレポートする。ちなみに、この調査結果は4月より定期的にレポートしており、今回はその第4回目にあたる。
調査対象は、全国の10代から50代のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性:41.6%、女性:58.4%。年齢層分布は、10代:2.8%、20代:29.0%、30代:42.6%、40代:18.3%、50代:7.3%。
前回と同様、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTTドコモユーザー:56.2%、au(KDDI)ユーザー21.3%、ボーダフォンユーザー:18.1%、ツーカーユーザー:4.4%の割合で調査を行った。
調査結果について
■通信速度を最も重視しているのはドコモユーザー
携帯電話のデザインの良さや、ディスプレイのきれいさ・大きさについて、かなり重視すると重視するの合計がともに約90%で、携帯電話を選ぶ際に欠くことのできない条件であることが伺える。
パケット料金の定額制をかなり重視するが全体の25.6%、重視するが38.3%、重視しないが36.1%と全体の63.9%がパケット定額制を重視している。
パケット料金と関係してくる通信速度についてかなり重視するが21.6%、重視するが54.5%、重視しないが23.9%という結果だった。さらに使用しているキャリア別に見てみると、かなり重視していると答えた割合が最も多かったのは NTTドコモ(23.5%)だった。
■欲しい機能のトップはメガピクセルのカメラ機能
携帯電話に搭載されている機能や利用できるコンテンツをそれぞれ質問した。全体で最も利用意向が高かったのは、メガピクセルのカメラ機能で71.1%(711人)が欲しいと答えた。次いで、ナビゲーション機能(行き先を案内する)で66.2%(662人)、テレビ放送が見られる機能が55.7%(557人)。
男女別に利用意向を調べてみると、男性はメガピクセルのカメラ機能(68.0%)がトップ。次いでナビゲーション機能(64.4%)、テレビ放送(58.9%)。女性もトップと2位が男性と同様で、メガピクセルのカメラ機能が73.3%、ナビゲーション機能が67.5%。3位は動画カメラ機能(ビデオ撮影)で55.3%だった。
■携帯電話の買い替えニーズが上昇
今から3か月以内に携帯電話の機種を買い替えたいと思っている人は、前回より1.2ポイント増えて32.0%だった。
同じく、今から3か月以内に携帯電話会社を変更しようと思っている人も、わずかではあるが、前回より0.4ポイント増えて3.7%という結果だった。今月 NTTドコモが FOMA 900i に新機種を追加することを発表し、auも同月上旬より2次元コード読み取り機能と歩行者向けナビゲーション機能の連携サービスを順次開始するなど、話題の機種や新サービスの登場により、携帯の買い替えを検討する動きが徐々に出てきているのかもしれない。
ちなみに、携帯の機種変更を考えている人を年代別で見てみると、10代が最も多く39.3%だった。
■有料着メロのダウンロードユーザーは女性が多い、有料携帯ゲームの支払額が約30円増
有料のダウンロードコンテンツとして、着メロとゲームについて調査した。
過去1か月以内の着メロの有料ダウンロードを利用した人は26.0%、利用しなかった人は74.0%。性別で見てみると、利用した男性は19.0%、利用した女性は31.0%で差が12ポイントあった。
着メロ有料ダウンロードを利用した人に、過去1か月以内のダウンロードで支払った金額を聞いたところ、平均金額が前回より136.5円減って317.0円だった。
利用キャリア別に調べてみると、着メロの有料ダウンロードを利用した人が最も多かったのは au(KDDI)で30.1%だった。
着メロと同様に、過去1か月以内の携帯ゲームの有料ダウンロードを利用した人は8.4%、利用しなかった人は91.6%。
携帯ゲームの有料ダウンロードを利用した人の、1か月のダウンロードで支払った合計金額は、平均379.7円で前回より33.2円増えた。
ダウンロードしたゲームの種類は、パズルゲームがトップで39.3%(33人)。次いで、テーブルゲーム・ボードゲームが14.3%(12人)、カードゲームが13.1%(11人)で、前回3位だったロールプレイングゲームは5位に後退した。
着メロと同じく、利用キャリア別に携帯ゲームを利用した人を見てみると、ボーダフォンが最多で13.3%だった。
■チケット予約サービスを利用した―1.7%、携帯電話で購入した物のトップは衣類
過去1か月以内の携帯電話を使ったチケット予約サービスについて尋ねると、利用した人は1.7%、利用しなかった人は98.3%だった。
携帯電話のチケット予約サービスを利用した人(17人)に、どのサービスを利用したか聞いたところ(複数選択可)、サンプルが少なく参考値となってしまうが、ローソンチケット、e+ が同率で29.4%とトップ。前回トップだった電子チケットぴあは6.5ポイント減り23.5%だった。
また、1か月以内にチケット予約サービスで支払った合計金額の平均は、前回より1,097.6円増えて12,917.6円。
過去1か月以内のチケット予約や着メロ、携帯ゲームを除いた、携帯電話のショッピングサイトの利用動向は、利用した人が3.6%(前回3.4%)、利用しなかった人は96.4%だった。
こちらもサンプル数が少なく参考値となってしまうが、購入した商品は(複数選択可)、衣類・ファッション関連が25.0%、CD・DVD・ビデオとコスメ・ダイエット関連が同率で19.4%だった。季節柄が現われたのか、花・ギフト関連が前回より5.4ポイント増えて8.3%だった。
携帯電話のショッピングサイトで過去1か月以内に支払った合計金額の平均は4222.2円だった。
次回は Blog に関する調査の結果をレポートする。
<調査概要>
- 実施期間: 2004/06/22~2004/06/23
- 有効回答数: 1,000
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。