第1回：携帯電話買い替えニーズ調査・ソフト編

この「アンカーリサーチ with goo」では、 gooリサーチと japan.internet.com が共同で、注目されているテーマについて定期的にアンケートを行い、その結果を毎週2回に分けて発表していく。

今回は、前回レポートした「携帯電話の買い替えニーズに関する調査」の後編で、ソフトを中心にレポートする。携帯電話は、もともと搭載されている機能も重要だが、携帯電話でどのようなアプリケーションやサービスが使えるのかも重要だ。

調査対象は日本全国に住む、10代から50代以上のインターネットユーザーで、男女合わせて1,000人。男女比率は男性42.6％、女性57.4％となっている。

今回の調査では、ユーザーの割合を実際のものと近づけるため、NTT ドコモユーザーを56.5％、au（KDDI）ユーザーを20.5％、ボーダフォンユーザーは18.5％、ツーカーは4.5％集めた。

調査結果について

過去1か月以内に着信メロディー（着うた含む）の有料ダウンロードの利用について聞いたところ、「利用した」人が全体の25.7％、「利用しなかった」人は74.3％だった。20代以降の人の利用率が約30％前後だったのに対して、10代の人は「利用した」人は約50％と、年代により利用率が分かれた。

さらにこの質問で「はい」と答えた人に、ダウンロードで支払った合計金額を質問すると、平均で334.58円となった。

次に、過去1か月の携帯ゲームの有料ダウンロードについて質問した。すると、「利用した」人は8.3％、「利用しなかった」人は91.7％。ダウンロードに支払った合計金額は平均で337.76円だった。

ダウンロードした携帯ゲームの内容について質問すると、1位はパズルゲーム、次いで2位がテーブルゲームと、テレビゲームで人気の RPG やアクションゲームをおさえ、携帯ゲームでは、ちょっとした空き時間に気軽にできる、パズルやテーブルゲームが人気のようだ。

着信メロディーや携帯ゲームのようなダウンロードアプリケーションンではないが、「電子チケットぴあ」や「e＋」など、携帯電話のチケット予約サービスの利用についても聞いてみた。全体で「利用した」人が2.4％、「利用しなかった」人は97.6％と、携帯電話でチケット予約をしている人はまだ、少ないようだ。

さらに、「利用した」人にどこのサービスを利用したのか聞いたところ、1位が電子チケットぴあ（25％）、2位がローソンチケット（16.67％）、3位は e＋（12.5％）となり、携帯のチケット予約に関してぴあが独走態勢のようだ。

では、チケット以外のショッピングはどうだろうか。着信メロディー、携帯ゲームや宿泊予約を除く、携帯電話を使ったショッピングサイトの過去1か月の利用状況も聞いた。「利用した」人は3.5％、「利用しなかった」人は96.5％と、チケット予約より多いが、まだ利用者が少ないようだ。

さらに、この質問で「はい」と答えた人に買ったものを聞いたところ、トップは服・ファッション関連商品で25.71％。さらに性別で見ると、男性の1位は同率で CD・DVD とゲーム・ソフト。これに対して女性の1位が服・ファッション関連商品、2位はコスメ・ダイエット関連商品だった。

「第2回　携帯電話買い替えニーズに関する調査」の結果は、5月初旬にレポートする予定。

（調査協力：gooリサーチ）

第1回：携帯電話買い替えニーズ調査・ハード編