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第3回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査結果

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会社の研修としての利用が7割を超え、企業研修でのeラーニング利用が進む

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gooリサーチ結果 (No.53)

第3回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査結果

~会社の研修としての利用が7割を超え、企業研修でのeラーニング利用が進む~

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1) を共同で提供する株式会社NTT-X (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)と 株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷野 剛)は、「gooリサーチモニター」に登録しているビジネスモニターを対象に、平成15年11月7日(金)から11月10日(月)にかけ「gooリサーチ」ホームページにて、「第3回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査」を実施しました。有効回答者数は、5,688名でした。なお、今回の調査は昨年12月に続き3回目の調査となります。

2002年12月実施の「第2回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査」の結果については下記をご覧ください。
URL: http://research.goo.ne.jp/database/data/000055/

調査結果のポイント

(1) 企業内教育での活用が進む

eラーニングを受講したことがあると答えた人の割合は、前回より増加し2割を超え、 その利用形態は、「会社の研修として」とした人が72%にのぼった。
受講分野は「IT」の割合が依然として高いが、ビジネススキル面で業務スキルから対人スキルまで、内容が多様化し、こうした教材の充実などにより企業の人材教育にeラーニングを活用する機会が拡大していることが伺える。

また、eラーニングの導入を主体的に進めているのは、「本社主体」83.3%、「所属部門」13.2%で、全社的取り組みの傾向が高いことが伺える。

(2) 利用実態

受講期間中の学習は「平日中心」38.8%、受講場所は「職場で」56.2%、学習時間帯は「午後6時から午後10時」29.6%、1日あたりの平均学習時間「30分以上1時間未満」39.3%と回答した割合がそれぞれ最も多く、業務終了後職場で短時間に取り組める、効率的な学習にニーズが伺える。また、回線環境は、昨年と比較し「ADSL回線」が6.6%、「光ファイバーサービス」が2.2%増加し、ブロードバンド環境の整備が着実になされる中で、eラーニングの利用にも支障がなくなりつつあると考えられる。

(3) 今後の課題

eラーニングの利用者は、受講上のメリットとして「時間を有効に使える」66.4%、「自分のペースにあわせた学習や進捗管理ができる」63.8%、をあげる一方、受講上のデメリットとして「一人でパソコン等にむかうため緊張感が保てない」44.5%を最も多くあげるなど前回とほぼ同様の傾向を示した。また、モチベーションを維持するには「資格取得との連動」37.9%、「所属企業からの強制力」33.1%が必要と答え、今後企業におけるeラーニングの活用には、チュータ、サポート機能の活用のみならず、具体的な目標設定やルールの策定などが重要になっていくと予測される。

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTT-X リサーチグループ:(Tel) 03-5224-5380、(Fax) 03-5224-5204
NTT-X 広報室:(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttx.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 産業・市場戦略研究本部 e-リサーチ事業推進室
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-3479
株式会社三菱総合研究所 広報部広報グループ
(Tel) 03-3277-0003、(E-mail) goo-press@mri.co.jp

調査概要

1. 調査方法 gooリサーチ「ビジネスモニター」を対象とした非公開型インターネットアンケート
2. 調査期間 平成15年11月7日(金)〜11月10日(月)
3. 回答者数 ビジネスモニター 5,688名
4. 回答者の属性 【年齢】
20代:19.7% 30代:40.7% 40代:30.2% 50歳以上:9.4%

【従業員数】
10人以下:21.2% 10-100人未満:21.0% 100-1000人未満:26.0% 1000-5000人未満:15.6% 5000人以上:16.2%

【勤務先の業種】
製造:23.6%、通信・IT:20.5%、商業・卸・小売:11.1% 他

調査結果データ

※小数点第2位は四捨五入

(1) 企業内教育での活用が進む

eラーニングを利用したことがあると回答した人は、第1回目9.5%第2回目17.5%今回20.3%で着実に増えている。学習分野に関しては、ビジネススキルに関する分野が多様化してきている。

図1. eラーニング受講経験

図1. eラーニング受講経験

図2. 利用形態 (N=1,154)

図2. 利用形態

図3. eラーニング受講経験者の学習分野 (N=1,154)(複数回答)

図3. eラーニング受講経験者の学習分野

図4. 自分ではeラーニングを利用していないが、
職場で導入済みまたは検討中の企業の取り組み主体 (N=1,596)

図4. 自分ではeラーニングを利用していないが、職場で導入済みまたは検討中の企業の取り組み主体

(2) 利用実態

eラーニングの学習の実態としては、「職場」「平日中心」「午後6時から午後10時」「30分以上1時間未満」と回答した割合がそれぞれ最も多い。

図5. 学習頻度 (N=1,154)

図5. 学習頻度

図6. 学習場所 (N=1,154)

図6. 学習場所

図7. 主な学習時間帯 (N=1,154)

図7. 主な学習時間帯

図8. 1日あたりの平均学習時間 (N=1,154)

図8. 1日あたりの平均学習時間

図9. 回線環境 (H14:N=4,697 H15:N=5,688)

図9. 回線環境

(3) 今後の課題

受講者が不便だと感じた点は、前回と変わらず「一人で緊張感が保てない」がトップで、モチベーション維持には資格取得等の具体的目標や企業の強制力を重要と考えている。

図10. eラーニングを受講したメリット (N=1,154)(複数回答)

図10. eラーニングを受講したメリット

図11. eラーニングを受講して不便だった点 (N=1,154)(複数回答)

図11. eラーニングを受講して不便だった点

図12. モチベーション維持に必要なもの (N=1,154)(複数回答)

図12. モチベーション維持に必要なもの

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTT-Xと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いeリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える「gooリサーチ・モバイル」モニター(3.5万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(1.6万人)を含め、20万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています(モニターの人数はいずれもH15年11月現在)。

(*2)【 ビジネスモニター 】
消費者モニターとは別に、企業のキーパーソンとしてアンケートにも回答する意志のあるモニター1.6万人 (H15年11月現在)

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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