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第5回 新映像サービスに関する調査

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言葉としては知っていても意味までは分からない「スマート TV」―定期調査「新映像サービス」(5)

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NTTコム リサーチ と インターネットコム による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムと NTTコム リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「新映像サービス」について調査した第5回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,076人。男女比は男性53.5%、女性46.5%。年代比は10代1.4%、20代27.9%、30代21.3%、40代17.2%、50代以上32.2%。

まず、今回も「スマート TV」という言葉の認知度を確認する。知っているかどうか尋ねたところ、「見聞きしたことがあり、意味も理解している」人は9.0%(前回9.4%)、「見聞きしたことはあるが、意味は分からない」人は51.6%(同47.1%)、「知らない」人は39.4%(同43.5%)だった。

これまでの調査結果を並べてみると、スマート TV という言葉を見聞きする人は着実に増えている一方、意味を「理解している」という人は約9%で停滞し増加の兆しが見られない。言葉としては使われるようになったものの、一向に具体的な製品やサービスの利用者が増えない状況が伺える。

言葉としては知っていても意味までは分からない「スマート TV」―定期調査「新映像サービス」(5)
Q:あなたは「スマート TV」という言葉をご存知ですか
(第1回:2012/12/3~12/6 10代~50代以上のインターネットユーザー1,063人)
(第2回:2013/3/19~3/21 10代~50代以上のインターネットユーザー1,076人)
(第3回:2013/6/24~6/27 10代~50代以上のインターネットユーザー1,079人)
(第4回:2013/9/24~9/26 10代~50代以上のインターネットユーザー1,089人)
(第5回:2014/1/6~1/8 10代~50代以上のインターネットユーザー1,076人)

次に、スマート TV に限定せずインターネット経由で映像番組/コンテンツを視聴している263人(全体の24.4%)に、視聴に使う機器を質問した。利用者の多い方から、「ノートパソコン/ネットブック/ウルトラブック」(65.0%)、「デスクトップ パソコン」(46.0%)、「スマートフォン」(38.4%)、「タブレット」(22.1%)、「インターネット対応テレビ」(10.3%)という順番になった。

順位に変動はないが、2012年12月に調査を実施した第1回と比べると、利用率12.8%だった「タブレット」の伸びが目立つ。また、本来であればオンライン映像を楽しむのに最適であろう「インターネット対応テレビ」の利用率が10%前後で低迷している点も興味深い。

インターネットコムと NTTコム リサーチが実施した別の調査によると、2013年12月時点のタブレット所有率は14.8%で、着実に増えていた。タブレットの増加は今後も続くはずだ。これはオンライン映像視聴デバイスの勢力分布に間違いなく影響を与えるだろうが、パソコンやインターネット対応テレビの利用率にどのような変化が現れるか注目していこう。

<調査概要>

  • 実施期間: 2014/01/06~2014/01/08
  • 有効回答数: 1,076

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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