
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
いま、Web上には多くの動画が溢れている。
海外ニュースや音楽プロモーションビデオ、個人制作のアーティスティックな内容のものまで、非常に幅広いジャンルの動画が楽しめる。Web上の動画をテレビで紹介するというのも、よく見かける光景になった。YouTubeやニコニコ動画を筆頭に多くの動画サイトが存在しているが、一体どのくらいのインターネットユーザーが、それら動画共有サービスを利用しているのだろうか。
そこで、インターネットコムとgooリサーチでは、「動画共有サービス」に関する調査を行った。
調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,095人。男女比は男性52.9%、女性47.1%。年齢別は10代16.6%、20代18.3%、30代21.6%、40代16.0%、50代15.6%、60代以上11.9%。
まず、YouTubeなどの動画共有サービス(動画投稿サイト)を利用するかを聞いてみたところ、全体の51.0%となる558人が「たまに利用する」と回答し、33.8%(370人)が「よく利用する」と答えた。「利用しない」は14.4%(158人)しかおらず、全体の84.8%(928人)が動画共有サービスを利用しているとわかった。
次に、利用している動画共有サービスを複数回答で聞いてみると、全体928人の98.4%(913人)が「YouTube」を挙げ、それに次ぐ「ニコニコ動画」は全体の約半分となる465人、3番目の「FC2動画」には175人が回答。「YouTube」が改めてその存在感を示す結果となった。
さらに、動画共有サービス利用時に気にする要素を複数回答で聞いてみたところ、「画質・音質」が最も多く、全体928人のうち61.2%となる568人が挙げ、それに次ぐ要素「動画投稿数の多さ」には全体の52.3%(485人)が回答した。そのほか特徴的な回答には、「登録せずに利用できること」や「検索の精度」などが見られた。
続いて、同じく928人に対し、有料動画(有料コンテンツ)を購入をするかどうかを聞いてみた。
その結果、全体の90.4%(839人)が「購入しない」と回答。「過去に何度か購入した」には7.9%(73人)、「よく購入している」にはわずか0.9%(8人)しか回答が集まらなかった。無料で楽しめる動画が多く溢れている中で、動画をダウンロード購入するというのは、まだ一般的ではないのかもしれない。
同調査ではこのほか、動画視聴後に表示される「関連動画」について、また違法アップロード動画についてなどを聞いている。
<調査概要>
- 実施期間: 2012/04/10~2012/04/13
- 有効回答数: 1,095
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。