
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「携帯電話/スマホ買い替え」について調査した第1回である。
調査対象は全国10代〜50代以上のインターネットユーザー1,082人。男女比は男性52.1%、女性47.9%。年代比は10代0.7%、20代7.5%、30代24.3%、40代32.8%、50代以上34.7%。
前回調査までは細かく携帯電話/スマートフォンのメーカーを答えてもらっていたが、今回からはスマートフォンの分類をOSという粒度にとどめる一方、買い替え意向の回答選択肢を細分化するなどの変更を施している。そこで、調査テーマは従来と同じ「携帯電話/スマホ買い替え」であるが、結果比較の連続性が失われたため新調査の第1回として実施した。
まず、どのようなモバイル端末が利用されているか調べてみた。「主に利用している端末」の種類を尋ねたところ、「携帯電話」が52.1%(前回54.7%)、「スマートフォン」が44.5%(同42.3%)となり、携帯電話からスマートフォンへの移行が着実に進んでいる。
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Q:現在、主に利用している端末は以下のどれですか (2013/9/2〜9/4 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,082人) |
次に、モバイル端末利用者1,080人(全体の99.8%)を対象として主に利用している端末の契約キャリアを質問した。結果は「NTTドコモ」が43.9%、「KDDI(au)」が28.2%、「ソフトバンクモバイル」が23.9%、「ウィルコム」が3.4%、「イー・アクセス(イー・モバイル)」が0.4%という比率だった。このところ利用者を減らしている NTTドコモだが、iPhoneを手に入れたことで巻き返しを図れるだろうか。
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Q:現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSの通信会社(キャリア)をお答えください (2013/9/2〜9/4 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,082人中、モバイル端末利用者1,080人) |
さらに、スマートフォン利用者482人(全体の44.5%)に「現在、主に利用している携帯電話/スマートフォン・PHSのOSをお答えください」と質問してみた。「Android」が65.8%、「iOS(iPhoneのOS)」が33.4%となり、スマートフォン市場が2種類のOSだけでほぼ占められている。
今後キャリア各社の秋冬モデル登場や、新型iPhone発売、NTTドコモのiPhone取り扱い開始といった要因により、スマートフォン利用者は急増するだろう。また、今回の調査は新型iPhoneおよびNTTドコモ版iPhoneの発表前に行ったものであり、次回は相当に異なる結果の得られる可能性がある。携帯電話・スマートフォン市場の動向を注視しながら、引き続き調査していきたい。
<調査概要>
- 実施期間: 2013/09/02~2013/09/04
- 有効回答数: 1,082
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。