
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
スマホの普及が進む中、プリインストールされているアプリを使わず、通話やメッセージの無料配信アプリを使う人が増えているという。では、どのくらいの人がそのような通話/メッセージアプリを利用しているのだろう。そこで、インターネットコムとgooリサーチでは「通話/メッセージ」に関する調査を行った。
調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,083人。男女比は男性53.2%、女性46.8%。年代比は10代16.4%、20代18.3%、30代21.5%、40代16.3%、50代15.6%、60代以上11.8%。
まず全体の1,083人に、スマートフォンを持っているか聞いたところ、477人(44.0%)が「持っている」と回答した。その477人に、標準インストールされているアプリ以外で通話/メッセージアプリをインストールしているかを聞いたところ、「インストールしている」と回答した人は302人(63.3%)だった。
このところ通話/メッセージアプリの競争は激化しているようだが、どのアプリを利用する人が多いのだろうか。サービスをインストールしている302人に対して複数回答で聞くと、「LINE」と回答した人が258人(85.4%)とインストールしているユーザーの9割近くを占め、次いで「skype」が128人(42.4%)、「comm」が40人(13.2%)、「カカオトーク」が33人(10.9%)、「viber」が32人(10.6%)、「050plus」が19人(6.3%)、「その他」が3人(1.0%)という結果が得られた。利用者の大半が「LINE」を利用していることになる。
次に、「LINE」を利用する258人に、なぜ「LINE」を選んだのか、複数回答で聞いたところ、「サービスが無料だから」が224人(86.8%)と最も多く、「周囲で利用している人が多いから」が137人(53.1%)、「友人/知人に勧められたから」が115人(44.6%)となった。「LINE」の利用は、周囲の人からの影響が大きいようだ。
また、利用者の258人に「LINE」の満足度を聞くと、221人(85.7%)が「満足している」と回答した。
最後に、「LINE」でよく利用する機能を複数回答で聞いたところ、「無料メール機能」と答えた人が239人(92.6%)と最も多く、「無料通話機能」が98人(38.0%)、「ゲーム」が49人(19.0%)、「音声メッセージ」が8人(3.1%)、「動画メッセージ」が6人(2.3%)という結果が得られた。メッセージ機能がメインということもあり、無料メール機能が9割以上を占めた。
今回の調査から、通話/メッセージアプリ利用者のうち、「LINE」を利用する人が約9割近くと最も多く、またその9割近くがサービスに満足していること、利用する動機としては無料サービスであることや、周囲の人の利用状況が影響することがわかった。
<調査概要>
- 実施期間: 2013/01/28~2013/01/29
- 有効回答数: 1,083
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