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電子書籍に関する調査

話題の割に伸びない利用希望者、使用端末に「kobo Touch」初登場―定期調査「電子書籍」(5)

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「電子書籍」について調査した第5回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,093人。男女比は男性52.8%、女性47.2%。年代比は10代16.7%、20代17.8%、30代21.6%、40代16.3%、50代以上27.6%。

まず、「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」と尋ねたところ、「はい」は31.7%、「いいえ」は68.3%で、今回は経験者がやや少なかった。次に、読んだ経験のない746人に読みたいかどうか質問したら、「はい」と答えた人が32.2%にとどまった。前回までは40%を超えることがほとんどだったうえ、楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」発売が話題になっていた状況を考えると、希望者が減ったことを意外に感じる。

そこで、電子書籍を読みたくないと答えた506人にその理由を質問してみた。最も多い答えは「紙の書籍/雑誌で十分満足している」の42.3%だが、このところ37%前後で推移していたため増加が目立つ。そのほかに多かった回答は「画面では読みにくい」および「紙の書籍/雑誌の方が好き」の41.5%だが、こちらには大きな変化は見られない。

なお、実際に電子書籍リーダー端末を使っている人に具体的な種類を尋ねたところ、kobo Touchのユーザーが3人いた。今後この数字は増えていくだろうか。楽天が2013年3月末で電子書籍ストア「Raboo」のサービスを終了させるという方針を打ち出したこともあり、国内の電子書籍市場は今後大きく変わる可能性がある。設問/回答項目の内容を見直すなどして、引き続き調査を行っていきたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2012/09/20~2012/09/21
  • 有効回答数: 1,093

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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